apéritif(アペリティフ) プロフィール
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築地本願寺の今しか見れないステンドグラス
「今しか見れないステンドグラス」 さて、なんのことでしょう 最近築地本願寺の前を通ったり、参拝された方はお気づきかと思いますが、現在築地本願寺は現在修繕工事をしてます。https://tsukijihongwanji-850800-houyou.jp/repair/ 現在の建物は建築家の「伊東 忠太」氏が設計し、1934年(昭和9年)に建設されました。わたくし、山形県出身ですが、彼も山形県出身ってことで親近感を勝手に感じてます。 築地本願寺だけでなく、京都の「平安神宮」、原宿(渋谷区代々木)の「明治神宮」、文京区湯島の「湯島聖堂」など、現代おいて文化財になっている建築物をたくさん設計している人物。 この築地本願寺も2014年に本堂、門柱、石塀が国の重要文化財に指定されてます。 この記事書くために調べていたら、「建築」という言葉自体も伊東忠太氏が提唱したとのこと。 当時「Architecture」は「造家」と訳され、建築関係の団体も造家学会(1886年(明治19年)創立)と称していたが、伊東忠太氏が「造家」では芸術的な意味合いが抜けているので「建築」と訳すべきと提唱したとか。 へー 前置きはこのくらい 4月28日(月)の夕方、特派員としての中央区パトロールの一環で、築地御坊なんか工事してるな、ぐらいの感じでぷらっと寄りました。 本堂に入ったら、たまたま僧侶による法話が行われていました。日頃の生活で、世にかまえた心ではなく、しらふな心でお話しが浸透します(飲んでないけどw) で後ろを見たら! あれっ?パイプオルガンがない! 何度も見ているはずが、それが完全に存在していないと、もともと、どんな状態だっけ、となります。 そして、ここが今回の話の要点です。 撤去したことで、なんと「パイプオルガンの後ろに存在していたステンドグラスが、本堂の内側から見える」ようになってます。 設置から55年経ち、劣化したことから、修理ではなく完全に新品入れ替えをするそうです。 私、アラフィフ世代ってこともあり、1989年にデビューした某ロックバンド(仮にXと表現w)のファンです。結構昔のこととなりますが、解散翌年の1998年に、Xのメンバーのギタリストが不慮の事故で亡くなり、この築地本願寺で告別式を開催したことは、ご存じの方も多いでしょう。 そのXの曲を、焼肉で食する柔らかい部位をお名前にしたピアニストが演奏していた動画をYoutubeで見たことはありましたが、その実際の生音を聞いたことがないまま、新しいオルガンに入れ替わってしまうのはちょっと残念ではあります。 撤去前のオルガンは公益財団法人 仏教伝道協会から仏教音楽普及のため1970年に寄贈されたとのこと。 キリスト教の教会に設置されている、西洋の楽器であるチャーチオルガンが、仏教の寺に設置されている事自体、設置から55年経っている感覚でも斬新だと感じます。 今年2025年の秋ごろに新しいパイプオルガンにリプレースされるようです。 再設置される前に、今だけしか見れないスタンドグラスをぜひ確認しに行ってみてね。 参考文献ウィキペディア(Wikipedia)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E6%9D%B1%E5%BF%A0%E5%A4%AA 築地本願寺お寺マガジンhttps://app.tsukijihongwanji.jp/blog/881/ 本尊を背にタイトル画像が左側、下の写真が右側です。
中央区百景歴史・文化築地・八丁堀周辺apéritif(アペリティフ)
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なんと銀座に番外地がある(後編)
さて前回、「銀座は四方を川に囲まれていた土地だったが、瓦礫処理で全部埋められてしまった」ことを書きました。 同じ写真を再掲します。
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