みど プロフィール
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日本初の万博は、中央区で開催する予定だった
現在、開催中の「大阪・関西万博」は準備の遅れや会場設備への不安など、否定的な声も一部に見られましたが、実際に訪れた人たちの多くは満足されたとのことで、好評のようです。 ところで、日本初の万博は、1940年に東京都中央区で開催する予定だったということをご存知でしょうか。この万博の正式名称は「紀元2600年記念 日本万国博覧会」といい、日本書紀に基づく日本建国の年、神武天皇の即位から2600年という意味だそうです。 昭和15年3月15日から8月31日まで開催し、来場者を4500万人見込んでいたそうですが、戦争のため開催されず「幻の万博」となりました。そして、唯一完成した建築物だった万博事務局棟があった場所(中央区晴海3-3-9)に看板があります。 そして、驚くべきニュースとして、この幻の万博チケットは今回の万博でも使用することができる(入場券と交換できる制度あり)そうです。また、幻の万博の入場券など貴重な資料は、中央区立郷土天文館の「所蔵品検索システム」から見ることができます。
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演劇・映画の専門図書館『松竹大谷図書館』
晴海通りと首都高速が交わる万年橋周辺には、歌舞伎座、新橋演舞場、東劇があり、この一帯は考え方によっては、江戸文化の本拠地といえるかも知れません。そして東劇ビル向かいの銀座松竹スクエアの3階にあるのが『松竹大谷図書館』です。先日、友人に誘われて足を運んできました。正直なところ私は演劇や歌舞伎にはあまり興味がなかったのですが、意外と有意義でとても楽しめました。 『松竹大谷図書館』は松竹の創立者の一人、大谷竹次郎氏(1877~1969年)が昭和30年に文化勲章を受章したのを記念して、昭和33年に開館した演劇・映画専門の図書館です。松竹と冠がついていますが、松竹作品に限らず、演劇(歌舞伎・文楽など)や映画、日本舞踊、さらにはテレビドラマ、アニメなどの資料までも閲覧できるのがこの図書館の大きな魅力です。 50万点を超える資料を所蔵しており、閉架式ですが、誰でも無料で利用できることも特長のひとつだと思います。さらにはホームページでは館外から検索できる「デジタルアーカイブ」もありますので、図書館から遠い方には嬉しい機能でしょう。また資料をデザインに使用したオリジナルグッズ(芝居絵ペーパークラフト、文庫本カバー、しおり、シールなど)を閲覧室にて販売しており、ちょっとしたお土産になります。 公益財団法人 松竹大谷図書館https://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア3階開館時間 平日10:00~17:00利用料 無料 ※写真はWikipediaから流用させていただきました
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