蛎殻町の松 プロフィール
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首都高速道路の「切り株」見られます(その2)
2023年8月12日の投稿「首都高速道路の「切り株」見られます」では、首都高の江戸橋出入口の廃止に伴い撤去された橋脚(橋を支える柱)が「切り株」に見えるという内容を書きました。日本橋川は、水位が海の潮位の影響を受けます。潮が引いているときは、「切り株」は水面上に顔を出していますが、潮が満ちているときは水面下に沈みます。これが水面下にあると、舟が知らずにここを通ると事故になる。このため、オレンジのブイ(浮標)を設置して、水面下に障害物があるということを知らせているんですね。日本橋川にかかる江戸橋のすぐ上流(橋の西側)で見られます。
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坂を見たら 川と思え
中央区はもともと湿地帯だったり海だったりしたところを陸地にしたところが多いため、地形はほとんど平坦です。ところが、区内を歩いていると坂道に出会うことがあります。現在橋が架かっているところの前後の坂道はわかりやすいですが、橋がないところでも坂道があったりします。不思議ですね。たいていの場合は、昔そこに川があり、既に埋め立てられた場所です。写真の坂道は、新川の跡でした。このほかにも、晴海通りと三十間堀が交差していた場所(旧・三原橋)、新大橋通りと浜町川が交差していた場所(旧・中ノ橋)などでも同様の地形の変化を味わうことができます。国土地理院「地理院地図」を使うと、地形の断面図が簡単に作成できるので、こうした微地形を定量的に視覚化するのに便利ですよ。区内各地にある古い川の名残、体験してみませんか。
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