蛎殻町の松 プロフィール
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春のうららの隅田川防潮堤
ようやくソメイヨシノが咲き始めました。中央区内に数あるサクラの名所のひとつ「新川公園」は、隅田川の広大な水面、永代橋、中央大橋、佃地区のタワーマンションなども一緒に眺めて楽しめる観光スポットです。ここは隅田川の堤防の上にある公園ですが、この堤防は高潮からまちを守る「防潮堤」であり、かつ幅が広い「スーパー堤防」になっています。東京都が管理する河川でのスーパー堤防の目的は、耐震性の向上と親水性の向上です。ちなみに国土交通省のスーパー堤防は、想定を上回る洪水に対する安全性の確保と耐震性の向上です(都と国の若干の違い)。一般的な隅田川の堤防は、コンクリート製で切り立った壁のようになっているところが多いので、スーパー堤防は際立って使いやすい空間となっていますね。サクラを見ながら防災やまちづくりに思いを馳せるのも、一つの楽しみ方ではないでしょうか。
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神田川の「柳橋」台東区側の案内板を見つけた
神田川が隅田川に合流する直前に架かっている柳橋は、1698年に初めて架けられ、現在の橋は1929年に震災復興で架けられたものです。重厚感のある、神田川の「第一橋梁」(合流先から見て最初の橋)であり、中央区の区民有形文化財に指定されています。この付近では、神田川が中央区と台東区の区境になっていて、台東区側の町名として柳橋一丁目と柳橋二丁目が存在しています。たまたま台東区側を散歩していたら、柳橋の歴史について「旧町名由来案内」の立て看板で紹介されているのを発見しました。看板によれば「その当時は川口出口之橋と呼ばれていたが、橋のほとりに柳が植えられていたことから、いつしか柳橋と呼ばれた」との記述があります。新たな学びとなりました。まち歩きは楽しいです。
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