rosemary sea

ちょっと気になる中央区の神社 ⑦
 ~ 八官神社 ~

リモートで、愛する中央区をナビゲートします、rosemary  sea  です。

 

「ちょっと気になる中央区の神社」シリーズ、第7回の今回は、八官神社(はちかんじんじゃ)をご紹介します。

それでは・・・

 

 ちょっと気になる中央区の神社 ⑦
 ~ 八官神社 ~

<幸運を招く神社として、宝くじファンには有名>

もとは八官町(はちかんちょう:現在の銀座8丁目)にあった穀豊稲荷。

震災後の区画整理で町名が改称されたため、名称を「八官神社」として町名を残した。

明治2年(1869年)に焼失するが、明治5年(1872年)に再建。

昭和57年(1982年)にはビル内に移設した。

幸運を招く神社として知られ、宝くじを購入する前に参拝する人が多いといわれる。

 ー 歩いてわかる 中央区ものしり百科 より ー

 

 ちょっと気になる中央区の神社 ⑦
 ~ 八官神社 ~
 ちょっと気になる中央区の神社 ⑦
 ~ 八官神社 ~

こちらは「銀座八丁神社巡り」の1社となってはおりませんが、一緒に廻るのも一興かと。

 

 ちょっと気になる中央区の神社 ⑦
 ~ 八官神社 ~
 ちょっと気になる中央区の神社 ⑦
 ~ 八官神社 ~

幸運を招く雰囲気、確かにあります。

 

 ちょっと気になる中央区の神社 ⑦
 ~ 八官神社 ~
 ちょっと気になる中央区の神社 ⑦
 ~ 八官神社 ~

今回も江戸古典落語をご披露させていただきます。

第44回です。

今回は、「八官神社」の「官」からの「判官」という言葉が登場します、「淀五郎(よどごろう)」をご紹介します。

<事前確認コーナー>

「市村座」・・・

中村座・森田座とともに、江戸の官許の芝居小屋として「江戸三座」のひとつでした。

日本橋葺屋町(ふきやちょう:現在の日本橋人形町)にありましたが、火災により猿若町(現在の台東区浅草)へ移りました。

 

「仮名手本忠臣蔵」・・・

人形浄瑠璃から生まれた歌舞伎演目の最高傑作。

皆様ご存知の赤穂藩の「忠臣蔵」に、おかる勘平の悲劇を織り交ぜていますが、江戸時代、武家社会の事件をそのまま上演することができませんでしたので、時代設定や人名・地名を「太平記」に一部置き換えています。

三段目で、殿中にもかかわらず高師直(こうのもろのう)に斬りつけてしまった塩冶判官(えんやはんがん)、四段目では裁きを受け入れ切腹、そこへ駆けつける家来の大星由良之助(おおぼしゆらのすけ)・・・。

人名以外は大筋で、もはや例の「忠臣蔵」、ですが、あの有名なセリフ「やれ由良之助、待ちかねたわやい」はここで登場します。いわゆる『遅かりし由良之助』です。

なお、最終十一段には「両国橋」の場面もありますので、中央区にも縁があります。

 

中村仲蔵(なかむらなかぞう)・・・

「中村仲蔵」の落語噺自体は、2020年7月22日掲載の「人形町駅から行ける、静かな佇まいの神社」⑬ 中の第6回にてご紹介済です。

今回の「淀五郎」も、以前の「中村仲蔵」も、どちらも歌舞伎の精進に関する噺です。

しかも今回、中村仲蔵自身が登場人物となっております。

 

 ちょっと気になる中央区の神社 ⑦
 ~ 八官神社 ~

「淀五郎」

 

市村座の座頭(ざがしら)市川団蔵は、「仮名手本忠臣蔵」の上演を決めました。

大星由良之助(おおぼしゆらのすけ)と高師直(こうのもろのう:もろなお)は座頭の二役として、問題は塩冶判官(えんやはんがん)の役。

この役をさせたら右に出るものがいない、という紀伊国屋・沢村宗十郎が病気で倒れてしまいます。

団蔵の一声で、宗十郎の弟子の淀五郎に白羽の矢が立ちます。大抜擢です。

 

初日、見せ場の四段目、「由良之助は」「いまだ参上つかまりませぬ」・・・腹を切り「御前」「由良之助か、待ちかねた」となるところ、判官役の淀五郎のところに、由良之助役の団蔵が寄って来ません。

花道に座ったまま、「委細承知つかまつってござる」と、動こうとしません。

 

舞台終わりに淀五郎、団蔵にあいさつに行き、しかられます。

「あの演技はなんだい?あんな腹の切り方はあるかい」

「どうしたらよろしいでしょうか」

「本当に腹を切ってもらおうかね、下手な役者は死んでもらった方がいい」

 

工夫して二日目を迎えますが、この日も団蔵は花道から動きません。

思い詰めた淀五郎は、明日は本当に腹を切り、団蔵もその場で刺し殺そう、と決めます。

その前に、世話になった栄屋・中村仲蔵のところへ、別れのあいさつに。

心得た仲蔵は稽古をつけてくれます。

「おまえさんの判官は、認められたいという欲が出ていて、切腹する大名の無念さが伝わらない」と。

 

三日目の三段目、師直役の団蔵は、本当に斬られるのではと思うほど、上達した淀五郎に驚きます。

四段目が楽しみです。

 

四段目、苦しい息の演技の淀五郎、ふと花道を見ると、団蔵がおりません。

「花道にも出ないのか」と思いましたが、脇を見ると、団蔵の判官がおりました。

「待ちかねた~」

 

八官神社

八官神社 ちょっと気になる中央区の神社 ⑦
 ~ 八官神社 ~

銀座8-4-5

東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅 C2出口を出て外堀通りを東急プラザ沿いに約33m進む。

銀座西6丁目信号交差点の次の信号交差点を左折、次の角を右折。

約60m右側にあります。