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2024 将軍の御庭でお月見散歩 ~栗名月を愛でる~

 2024 将軍の御庭でお月見散歩 ~栗名月を愛でる~

 江戸時代、将軍も楽しんだ濱御殿の栗名月(十三夜)。      十三夜の10月15日から19日の5日間、浜離宮恩賜庭園では、開園を21:00まで延長し、観月イベントが開催中です。         園内は光と影で演出され、かつて江戸湾に面した濱御殿の特別な雰囲気のお月見散歩が楽しめます。                大手門出入口から潮入の池周辺に至る夜間園路が光で彩られ、園内随所に植栽され庭師により丹精込め手入れされた松の枝葉が浮かび上がり、幻想的な雰囲気に包まれ、虫の音が響き渡ります。    寛政10年、品川沖に鯨が迷い込み、漁師たちが縄を掛けて濱御殿の沖まで舟で引いて11代将軍家斉の上覧に供された逸話に因み、「三百年の松」前と「御庭口御門跡」付近に、月明かりに誘われた "寛政の鯨" が映し出されています。                 潮入の池畔の芝生エリアには「お月見台」が設置され、薄が飾られ団子や野菜等が供えられています。15日には、行灯の仄かな明かりで室内が照らされた、通常非公開の燕の御茶屋で「特別記念撮影」、 16日には、夜間ならではの見所·趣向を盛り込んだ「お月見特別ガイドツアー」、17~19日には、かつて将軍が楽しんだとされる、 3人の楽人が乗った和船が横堀を回遊する「船上雅楽」が再現されます。園内随一の景観を誇る中島の御茶屋では、期間中、金箔抹茶セットや、栗を象ったものと塩昆布入りの2種類の白鷺宝と金箔入り日本酒セットの特別メニューが楽しめます。                夜間園路に設営された「お月見処」では、三福団子、月見うどん等の軽飲食に加え、浜離宮オリジナルモチーフをデザインした鯨と兎2種類のイベント限定手持ち提灯も販売されています。