亀島川のカルガモ親子 雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ
梅雨がなかなか明けず鬱陶しい日が続きます。そんな中で今年、亀島川にはせっせと子育てをするカルガモの姿が見られました。
川面を親子で泳ぐ姿を発見
6月の中旬、亀島川にかかる高橋を渡っていてふと川面をみるとカルガモ(たぶんカルガモだと思いますが)とそれを追いかける小さな影が。よく見るとひな鳥でした。
亀島川は通学通勤で50年以上見てきていますが、これまでカルガモが子育てをしていたことは記憶にありません。
工事用ブイの上に再度発見
初めて見たときは遠くからでよくわからなかったのですが、それから1週間後、南高橋で亀島川水門の工事用のブイの上にいるところを見つけました。亀島川にはひなが簡単に上がれる岸辺がないので苦労していそうです。
緑化された岸には格子の枠があってあがれないカルガモ親子
さらに1週間後、今度は南高橋ぎわの護岸の張り出しにいました。あの張り出しは階段状の旧護岸が一部残っているところです。近年亀島川の両岸は葦?が植えられて緑化されました。見た目はきれいなのですが、流失を防止するためか金網上の覆いが掛けられています。あれだと足が引っかかって水鳥があがれないのではと思います。緑化前の亀島川の護岸は水鳥がよく日光浴をしていたのですが、緑化でかえっていなくなってしまいました。カルガモ親子も休憩所探しに苦労しているようです。
係留中の船の船尾の張り出しに
しばらく見かけず心配していたところ、7月頭に桟橋に係留中のプレジャーボートの張り出しの上にいるのを見つけました。いろいろ休める場所を工夫しているようですが、これから大雨が降ると心配です。
梅雨の大雨にも負けず大きくなりました。
3週間ほど姿が見えず心配していましたが、7月25日に亀島川水門の工事の浮桟橋上に、まるで「生きてますよ」とばかりに横一線に整列しているカルガモ親子の姿がありました。
ひなもだいぶ大きくなり、厳しい環境のなかでよく頑張ったなァと。これから親子ともども無事に巣立ってほしいものです。