滅紫

渋沢栄一の書斎がバーに「ライブラリーバー青淵Ao」ーK5

土曜の昼下がりにいただいているのは「Mid-day spritz」、開いているのは「東都歳事記」。場所は兜町K5の中にあるバーAoです。時間が早いこともあって貸し切り状態。趣味のいいセレクションの書棚を前になんとも贅沢な時間を過ごしています。

ここは今年2月にオープンしたK5というホテル・レストラン・バー・カフェなどの複合ビルで、オープン早々コロナ禍で一時クローズ、漸く本格的な営業を開始しています。

このK5のビル、元は何と第一国立銀行の別館として1923年に建設されたもので、今私のいるバーは渋沢栄一の書斎、執務室だったところです。

先月末に「わくわくツアー」で企画提案した「新一万円札の顔・渋沢栄一の足跡を辿る」の街歩きガイドを担当し、このビルのご紹介もしたのですが、実際に伺うのは今回初めて。土日は15時から営業されています。絨毯も、ソファーも深紅のビロード、しっとり、落ち着きのある空間で、明治大正時代の書斎はこんな感じだったのかと想像させられます。壁面には展覧会図録・画集・地誌・ノンフィクション・小説・写真集など様々なジャンルの書籍が並んでいます。「本もどうぞ手に取って自由にご覧下さい」というお言葉に甘えて、ついつい図書館のつもりになってしまいました。拙宅にある本も数冊見つけて何だかとても親しみを。伺うと「司書の方が渋沢の書斎にありそうなセレクション」にされているそうです。

 

 渋沢栄一の書斎がバーに「ライブラリーバー青淵Ao」ーK5

最初にいただいた紅茶の「紅ふうき」は奈良産、土日はお茶とお菓子もいただけます。カクテルは殆どオリジナルで、ネーミングも渋沢栄一に因んでいるそうです。

K5という名前は「兜町のK」「第5平和ビルの5」そしてホテル・バー・カフェなど5つの会社のコラボという意味もあるそうです。Aoは渋沢栄一の号「青淵」をAoと読ませたものです。お店のご厚意で内部の写真を撮らせていただきました。

12/9の第2回目には実感を伴ったK5のご案内ができるかと。居心地の良さに土日入り浸りになりそうな予感がしています。

ライブラリーバー青淵Ao K5内 日本橋兜町3-5 TEL03-5962-3485

                           2020/11/14取材