中央区の名建築 (3):ヨネイビルディング
ヨネイビルディング(中央区銀座2-8-20)は、昭和5年(1930)機械類の商社である株式会社
米井商店(現・株式会社ヨネイ)の本社ビルとして建てられました。
鉄骨鉄筋コンクリート造地上6階・地下1階、デザインは中世ロマネスク様式。
2階から垂直に伸びる帯状のライン、1階には石張りの外壁に大小のアーチ窓が並びます。
設計者は森山松之助氏。
旧台湾総督府設計など台湾での仕事に加え、国内でも、片倉館(諏訪市)・旧久邇宮邸などの
設計を手掛けています。
アーチ窓とベランダ
銀座柳通りに面した1階は、重厚な石張りに大小のアーチ窓とねじり柱が並びます。
2階のベランダがアクセントをつけています。
銀座柳通り側の入口
銀座柳通りに面した入口。
植物様の柱頭飾りにねじりを入れた柱が特徴の
アーチ型の入口です。
洋菓子店「銀座メゾン アンリ・シャルパンティエ」
がテナントとして入っています。
ショーウィンドー
あづま通り側。 アーチ型のショーウィンドーがおしゃれな雰囲気を演出しています。
ステンドグラス
株式会社ヨネイの入口は、あづま通りに面しています。
その入口欄間には、ステンドグラスの飾りが見られます。