あすなろ

薬玉 水無月の額花

この時期、色とりどりの紫陽花を楽しめますね。

縁起花とも呼ばれる紫陽花を逆さに吊るすと魔除けのおまじないになるそうです。いつ、どこに吊るすのかは、地域にもよって所説あります。

自然を畏れながらも寄り添っている暮らしにおいて、季節に根付いた風習の1つですね。

湿気や気温が高く、病が流行りやすい頃に飾っていた効能ある薬玉に「あじさい」が似ており、薬玉に見立て紫陽花を吊るすと、魔除けの力があると信じられたといわれます。

1年のちょうど折り返しにあたるこの時期。夏越しの祓でも、穢れを落とし、健康と厄除けを願います。古来の風習から、節目の時期に何をすべきかを教わりますね。

 薬玉 水無月の額花

御身お労りください。

境内に紫陽花が咲く波除神社では、本年に限り
6月1日より「茅の輪くぐり」が執り行われています。

◆波除神社
 東京都中央区築地 6-20-37