滅紫

お待ちかね「桜姫」下の巻 開幕ー六月大歌舞伎

36年ぶりの孝・玉コンビ復活が話題を呼んだ四月公演「桜姫東文章」上の巻に続く下の巻が始まりました。今日はその初日。奈良からやってきた友と二人で開演前から盛り上がり。実はわくわくし過ぎで待ち合わせの時間に早く着いてしまい、歌舞伎座1階のカフェ檜でかき氷をいただきました。

 お待ちかね「桜姫」下の巻 開幕ー六月大歌舞伎

カウンター席もアクリル板で一人ずつ仕切られています。抹茶(700)+小豆(100)+ミルク(50)で850円也。さらさら、ふんわりの理想的なかき氷。最後まで氷も硬くならず感激です。

 お待ちかね「桜姫」下の巻 開幕ー六月大歌舞伎

こんな感じ。

第2部の下の巻は四月の大好評の結果、売り出し間もなく全日完売とあって話し声は少なくても客席にも熱気が漂っています。下の巻は「岩淵庵室」から下級女郎に零落した桜姫が仇と知った釣鐘権助を討ち、吉田家を再興させる大詰「浅草雷門」までです。青蜥蜴の毒や怨念が容貌を変えてしまう、墓堀人足や雷で蘇生などこれぞ南北といった退廃的で残酷・凄惨な場面が展開されます殺しの場面又美しい。下級女郎に落ちぶれた桜姫のお姫様言葉と女郎言葉が入り交じった台詞に大笑い。

大阪の友人が関西で再演してくれないかと熱望していました。

桜姫人気で昭和57年(1982)京都南座でのスチール写真がポスターとなっているのはご紹介しましたが今月はこの写真を元にしたキーホルダーとしおりが発売されます。発売開始が6/18からなので今日はお預けです。

千穐楽は28日。

1部 「御摂勧進帳」「夕顔棚」11:00~

3部 「京人形」「日蓮」18:00~

6/7/17は休演日です。お問い合わせはチケットホン松竹0570-000-489 (10時ー17時)