清洲橋に現れた桜色の点線の正体は…?
国の重要文化財に指定され、流れるような曲線が美しい「清洲橋」。
隅田川を渡って中央区と江東区を結ぶこの橋のたもとの車道上に、先日、桜色の点線が出現しました。
これは何でしょうか?
TOKYO 2020 関係車両の優先レーン
正体は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の大会関係車両の通行のための、優先レーンでした。
大会関係車両の通行のため、開催都市では交通規制が始まっており、首都高速道路が日中に値上げ(ロードプライシング)されていることなどはニュースなどでも話題になっていますが、
そのほか、一般道においても、大会関係車両の専用レーンや優先レーンの運用が始まっています。
清洲橋は、首都高速道路を浜町で下りて、両国(墨田区)にある国技館の競技会場まで向かうルートの一部として位置づけられているため、優先レーンが設置されたという経緯になります。
桜色の実線は専用レーン、桜色の点線は優先レーンという決まりになっているようで、点線が引かれている清洲橋付近は優先レーンということになります。
日本橋の上に「TOKYO 2020」の標識が
関連した話題をもう一つ。
現在、日本橋の上から、麒麟像を見上げてみると、奥に「TOKYO 2020」の標識を見つけることができます。こちらも桜色ですね!
これも、大会関係車両の通行ルートを示すものとして設置されている標識のようです。
いろいろと複雑な気持ちで迎えるオリンピック・パラリンピックではありますが…、今だけの景色をしっかり記憶に刻んでおこうと思います。