滅紫

「歌舞伎座の桜はまだ満開です」ー四月大歌舞伎

東京では街中の桜は殆ど終わってしまいましたが、歌舞伎座の舞台ではまだ満開の桜が見られます。

「孝玉コンビ」12年目の顔合わせによる「ぢいさんばあさん」です。森鷗外の短編が原作で新歌舞伎の名作として数多く上演されてきました。離ればなれになったおしどり夫婦が37年ぶりに再会するシーンで舞台には満開の桜が。客席は泪・涙・なみだ。

 

第二部の「荒川の佐吉」も最後の場面は満開の桜。

第一部の「天一坊大岡政談」は桜は出てきませんが、天一坊(猿之助)の参謀・伊賀亮(愛之助)に追い詰められ危うし大岡越前(松緑)!が切腹も覚悟したところからの怒濤の展開。胸のすくような越前のセリフを聞くと「スカッと」します。このご時世「満開の桜」と「スカッと」気分を味わいに歌舞伎座というのはお薦めです。

四月大歌舞伎の千穐楽は27日。

一部 11:00開演「天一坊大岡政談」

二部 14:40開演「荒川の佐吉」「義経千本桜より時鳥花有里」

三部 18:20開演「ぢいさんばあさん」「お祭り」

お問い合わせはチケットホン松竹 0570-000-489(10時ー17時)

                  4/4一部 4/8 三部 観劇