初夏を味わう創作料理ー「馳創吼龍」
GWが終わると二十四節気では立夏。筍、そら豆、初鰹、ホタルイカ、蛤、鯛と旬の食材が目白押し。「馳走」ならぬ「馳創」、「獅子吼」ならぬ「吼龍」、「馳創吼龍」は半年前OPENの創作日本料理のお店です。
先月知人の案内で初めてお邪魔し、今日は「きっと好み」と食いしん坊の友人を誘ってやってきました。
ヴェネチアングラスには筍を敷いたうえになめろうにしたホタルイカ!。黒塗りのお椀を開けると蓋は風神、蛤をいただくと身の底には雷神。思わず「あ!」と声に出る何ともお洒落な趣向です。初鰹には辛子黄味酢がかかっています。「江戸時代には鰹は辛子だったのだそうですね」などと程の良いご主人の説明を聞きながらどんどん箸は進みます。締めの鯛茶には炊き立てのぴかぴかのご飯。もうお腹一杯ですが、デザートは「少し苺も旬を過ぎましたのでつぶしてババロアに」それに甘すぎない粒餡が添えられています。
「初夏」をお腹一杯いただいてお店を後にしました。お昼は「これで大丈夫なのか?」と心配になるお値段です。お料理は月替わりなので来月は誰ときましょうか。新しい楽しみが増えた「食いしん坊の令和」の始まりです。
「馳創吼龍」銀座5-14-14 サンリット銀座ビルⅢ 5F
TEL03-6876-3389 要予約 昼 4800円 11:30-14:00 夜 12,000・18,000 18:00-21:30 税+サービス料