万緑 アカンサス
晴海トリトンスクエアの花テラスでは、「アカンサス」が植えられています。
アカンサスはギリシャの国花で地中海原産になります。花の付き方だけでなく、濃緑色で特徴のある葉の姿も見ごたえがあります。大きな葉は、ギリシャ建築物や内装などの装飾のモチーフとして使用されており、特にコリント様式の柱はアカンサスを意匠化した柱頭を特色としています。
三井本館やハリオビルでその装飾を確認することができますね。
中央区側から相生橋を渡ると東京海洋大学越中島キャンパスがありますが、敷地内で陸上固定されている明治丸の船首と船尾にもアカンサスの模様が描かれています。
7月の「海の日」のルーツとなった明治丸です。アカンサスから歴史の綾へと文脈はひろがりそうです・・・。
和名は「葉薊(はあざみ)」。
大型宿根草で、生命力を象徴する植物です。瑞々しい葉々が初夏の訪れを知らせてくれます。
船が固定されている脇の植え込みにもアカンサスが植えられています。
◆晴海トリトンスクエア
東京都中央区晴海1-8-16
◆三井本館
東京都中央区日本橋室町2-1-1
◆ハリオグラスビル
東京都中央区日本橋富沢町9-3
◆相生橋
東京都江東区越中島~中央区佃