隅田川に いつもの夏が帰ってきた!
実に4年ぶり、ということで、隅田川の花火大会がこの前行われました。本当に良かったです。
私は見に行けなかったのですが、かなりの見物客が隅田川周辺に集まったようです。これだけ開放感のある隅田川の夏は久しぶりなので、当たり前ですよね。いつもの夏が隅田川に帰ってきました。
その日は、違う所の花火大会を遠くから見ていたのですが、やっぱり夏に打ち上げられる花火というのは、見ているだけでも涼しくなれて良いものです。
でも隅田川の花火は、川で打ち上げられるのが特徴の1つ、ということもあるので、いつの日にか、隅田川に浮かぶ船に揺られながら花火を見物してみたいな、なんて思っています。
実は先日、花火大会の一週間前の梅雨明けした日のことだったのですが、中央区のナイトクルーズの限定企画がありまして、隅田川や日本橋川での川面の涼しさを堪能してきました。載せている写真は、その時のものになります。
夕刻に日本橋を出発して、日本橋川から隅田川・晴海運河を巡り、また隅田川を遡って日本橋に戻って来るという、一時間半に亘る舟めぐりのルート。
日没迫る、まだ街に明るさが残る風景と、暗くなったあとの明かりが水辺を覆い尽くしてゆく風景を両方堪能出来て、わりとお得感のある企画でした。
1時間半もの間、延々と喋り続ける船運ガイドさんの楽しいお話を耳にしながら、心地よい風に吹かれて、煌びやかな水辺の風景の中をすり抜けていく。私は、隅田川のナイトクルーズは初体験だったのですが、この上ない時間を過ごすことができました。日中はとても暑かったので、本当に涼しく感じられて良かったのですよ。
せっかくなので、なんとなく印象に残ったところをご紹介してみましょう。
築地大橋って、夜に川面から見上げると結構スタイリッシュで綺麗なんだな、と思ったところと、
建て替えのため、ちょっと寂しい感じになってしまった晴海の客船ターミナルの風景、でしょうか。
そしてやっぱり今注目が集まり始めている日本橋ですかね。川面から見ると、これほど明るく照らされている橋ってあったっけなぁ?というくらい明るかったです。
かつて江戸の市民も、隅田川で夕涼みをして夏の暑さをしのぎ、楽しんでいたといいます。
なかなかこういったナイトクルーズの企画は無いかもしれませんが、うまく探せば夕刻に乗れる船もあるかと思いますので、暑い日が長らく続いているこの夏、涼しい隅田川を堪能していただければと思います。