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【月島】 天然酵母のふわふわもちもちパン「SHIMIZU CHEF.LAB（シミズシェフドットラボ）」
暑い日が続いていますが、みなさんお変わりありませんか。
私は年間を通して食欲が落ちることがなく、どうにかならないものかと困っています。
先日、知人が企画したおもしろい試みに参加する機会がありました。
それはフランスの伝統的な焼菓子であるカヌレの食べ比べをしようというもので、都内外の評判のカヌレを持ち寄り、店名を伏せて試食をしました。
今回はそのときに出会ったお店についてのお話です。
きっかけはカヌレの食べ比べ
集まったカヌレの数は18個。普段から何度となく利用しているお店、新進気鋭のパティスリー、意外なところではコンビニスイーツまでがそろいました。その結果、人気が高かったのは「LA BOUTIQUE de Joël Robuchon（ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション）」や「PAUL（ポール）」、「Gâteaux de Voyage（ガトー・ド・ボワイヤージュ）」といったおなじみのブランドのものでした。
食べ比べをしたのはごく私的な同世代の仲間だったので、単純に私たちの好みがそのまま現れただけなのですが、長く支持されているブランドにはやはり人を惹きつける理由があるのだなと思える結果となりました。このカヌレの食べ比べでは、さまざまなカヌレを少しずつ食べることができて楽しかったです。
前列一番右のカヌレにご注目。
といっても、今日はカヌレのお話ではありません。
実は18個のカヌレの中に、ひときわ異彩を放つ漆黒のカヌレがありました。色も形も大きさもほかのものとは違うため、店名を伏せても意味がなく、食べ比べのときは特別枠扱いとなりました。それが中央区月島のパン屋さん、SHIMIZU CHEF.LABのカヌレカカオだったのです。カカオ味なので、黒かったのですね。
前置きが長くなりましたが、今日はそのSHIMIZU CHEF.LABについてお話ししたいと思います。
中野区から中央区に移転オープン
SHIMIZU CHEF.LABは2022年4月に東中野にあった清水シェフ食品開発研究所が移転し、月島にオープンしたお店です。
“もんじゃストリート”として知られる西仲通りから伸びる西仲橋の近くにあり、勝どき駅からは歩いて5分ほどです。月島三丁目のこのあたりには20年ぐらい前まで東京エースレーンというボウリング場がありました。界隈きっての娯楽施設で、私も若かりし頃に何度か遊んだことのある懐かしい場所です。
こちらがSHIMIZU CHEF.LABです。パン工房がそのまま店舗になっています。
見たところ、入口がありませんね。SHIMIZU CHEF.LABではお客さんがお店の中に入ることはなく、ショーウィンドーから購入したいパンを選んで、店員さんに伝えます。ベビーカーを引いた方がいらっしゃいましたが、ドライブスルーのようでショッピングしやすそうでした。
会計はキャッシュレスで電子マネーやクレジットカードに対応しています。
SHIMIZU CHEF.LABの人気商品たち
それでは実際に購入したものをご紹介します。
塩バターパン 300円
どれにしようかと迷っている間にどんどん売れていたのがこちらです。はっきりとした塩加減が抜群！ 土日限定でこの塩バターパンに皮つきアーモンドクリームを乗せて焼き上げた塩バターザマンドも登場します。そちらも人気がありそうですね。
カヌレカカオ 430円
噂のカヌレもご紹介。カヌレは卵黄が主役の焼菓子なので、一般的に断面は黄色いものですが、このカヌレカカオの主役はカカオとカカオニブ。味も見た目もガトーショコラのようでした。文字通りの異色のカヌレです。
甘さは控えめで、高カカオチョコレートがお好きな方に一度お試しいただきたい味わいです。
天使のほっぺ キューブ 600円
天使のほっぺはSHIMIZU CHEF.LABの看板商品です。自家製天然酵母にこだわった無添加の食パン。トップ画像はカットしたところです。ふわふわでもっちりとしていて、なんておいしいのでしょう。「はて、パンとは飲み物だったかしら」と錯覚するほどのやわらかな口どけ。トーストしてももっちり感がありました。
天使のほっぺ フランスパン 500円
すでにカットした状態ですみません。写真は2本分です。知人宅でごちそうになったときの食事に添えられました。みな自然とパンに手が伸びました。料理もパンもおいしくて、うれしい相乗効果でした。
SHIMIZU CHEF.LABはたびたびポップアップストアとして都内各所に登場しています。先月初旬には日本橋高島屋S.C.に出店していました。思いがけないところで出会ったときはどうぞお買い逃しなく。
明日のパンはどこにしよう
中央区にはどの街にもおいしいパン屋さんがあります。毎日のパンは近所のパン屋さんで焼き立てを買うのが一番ですよね。でも、たまには遠くの街のパン屋さんを訪ねてみるのもいいものだなと思いました。月島でおいしい発見と懐かしさに出会えて、とても満たされた休日になりました。普段よりもちょっと余裕のある夏休みの朝、みなさんもいつもと違う街のパン屋さんまで足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
