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ふるあめりかに袖はぬらさじ
    ~新橋演舞場~


中央区では、敬老の日を記念して、70歳以上の区民を対象に敬老大会を開催してくださいます。この会は、50年以上続いています。

区内には日本を代表する大劇場である歌舞伎座、新橋演舞場、明治座を順番に巡って招待をしてくださいます。区内在住の70歳以上約2万人を対象にご案内があり、申込者約8,400人を9月新橋演舞場にご招待をしてくださいました。

とても面白い素晴らしい作品でした。9月26日まで上演されていますので、多くの方に観ていただきたいです。

日本演劇界屈指の名作

日本演劇界屈指の名作 ふるあめりかに袖はぬらさじ
    ~新橋演舞場~

幕末、開港前の横浜。遊廓「岩亀楼」の花魁・亀遊は店お抱えの通訳・藤吉と恋仲でしたが、アメリカから来た商人のイルウスに見初められ身請が決まってしまいます。
藤吉との恋が成就しないことを嘆いた亀遊は、自ら命を絶つのでした。
亀遊の幼馴染であった芸者・お園はその死を深く悲しみますが、ある日目にした瓦版に驚きます。
そこでは「異人に身体を許すならば自らの命を絶つことを選んだ“ 攘夷女郎” 」として、亀遊の死の真相が捻じ曲げられていたのです。
瓦版は大変な評判を呼び、岩亀楼には連日攘夷派の武士たちが訪れることとなり、お園は真実を知りながらも、創り上げられた亀遊の最期を歌って語るようになります。
攘夷論が吹き荒れる世で、亀遊の死を巡りその渦中に巻き込まれるお園。
重ねられる嘘の先に待つものとは― (新橋演舞場チラシより)