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「新作」もいいけど、「古典」もいい―六月大歌舞伎ー歌舞伎座
「三谷かぶき歌舞伎初登場」が話題の六月歌舞伎座ですが、今日はずらりと」見どころ満載の古典の名作が揃った昼の部へ。満席です。吉右衛門さんの「石切梶原」に仁左衛門さんの「封印切」、贅沢ですね。仁左衛門さんが「封印切」の忠兵衛を演じるのは平成元年以来30年ぶりとのこと。「？」と思って調べてみたら、平成10年の襲名公演で演じたのは松竹座でした。歌舞伎は若さではないのだとしみじみ感じさせてくれる「梶原」と「忠兵衛」です。そして同時代に生きてこんな生の舞台を見ることができる嬉しさも。お昼は幸四郎さんと松也さんの躍動感あふれる「寿式三番叟」と「女車引」
夜の部は新作歌舞伎「月光露針路日本」（つきあかりめざすふるさと」、みなもと太郎原作の歴史漫画「風雲児たち」を三谷幸喜が脚色・演出をする話題作。大黒屋光太夫を幸四郎さん、仲間に猿之助さん（女帝エカテリーナも）、愛之助さんと花形役者勢ぞろい。こちらは来週のお楽しみ。松竹さんは狂言の組み合わせが上手くて昼の古典、夜の新作とどうしても2回は足を運ばされてしまいます。
梅雨入り間近ですが、うっとうしいお天気を吹き飛ばすような熱気で一杯の歌舞伎座にお出かけになりませんか。
六月大歌舞伎：千穐楽 25日
お問い合わせはチケットホン松竹0570-000-489 10時―18時