作品の背景を探るユニークな展覧会「空間と作品」
アーティゾン美術館で今、ユニークな展覧会が開催されています。
「空間と作品ー作品が見てきた景色をさぐる」というもの。
美術品を美術館という空間で整然と並んだ状態で見るだけでなく、その作品が生まれた背景や、所有されていた状態などに想いを馳せながら鑑賞するという手法。
例えば、ピカソの絵を所有していた世界的に有名なピアニスト、ホロヴィッツがその絵がある居間でくつろぐ様子の写真を、その絵と並べて見ることができる等、とても興味深い演出になっています。
また、絵のまわりの額縁や掛け軸も画家自身が選んだものもあれば、そうで無いものもあり。また時代の流行もあり。そういったことを意識して絵を鑑賞すると、さらに違った風に絵を味わえることも展示から学べました。
展示を楽しんだ後は1階のカフェで休憩。酷暑の疲れも癒やされます。
展覧会は、アーティゾン美術館で10月14日まで。涼しい美術館で、ちょっとユニークな美術体験いかがでしょうか?