滅紫

「知ってる?君たちは人が生まれる前にどこからくるか」-「ポーの一族」展―萩尾望都デビュー50周年記念―松屋銀座

食い入るように原画を見つめる人・ひと・ヒト。松屋銀座で25日から始まった「デビュー50周年記念 萩尾望都ポーの一族展」の会場です。「ポーの一族」はバンパネラ(吸血鬼)として少年の姿のまま永遠に生き続ける主人公エドガーの悲しみを描く作品で1972年に連載が開始されました。’76年まで連載が続き、2016年に40年ぶりに新作が発表され話題になりました。今回は新作も含めたその原画及び「トーマの心臓」、執筆風景やスケッチブック、昨年宝塚歌劇団の公演時の衣裳や小物も展示されています。

「青い霧と黄昏の中に住み、永遠の時を生きる一族」の物語に発売の日に友人たちと回し読みしていた昔むかしを思い出して懐かしい思いに駆られていたのですが、来場者は30-40代とおぼしき女性が中心。宝塚ファンが多いのでしょうか。出口のグッズコーナーではカゴから溢れんばかりの関連商品をもっと方たちがレジの周りにずらり。

 「知ってる?君たちは人が生まれる前にどこからくるか」-「ポーの一族」展―萩尾望都デビュー50周年記念―松屋銀座

同時開催中の「カナヘイ展」はLINEのスタンプでブームとなったイラストレーターカナヘイの展覧会です。企業広告や漫画などジャンルを問わず活躍している「かわいいけど、かわいすぎない」(パンフより】世界のご紹介です。

「ポーの一族展」「カナヘイ展」はともに8月6日まで松屋銀座8Fイベントスクエア

10-20時まで最終日は17時閉場。入場料一般1,000円、「カナヘイ展」は800円

www.matsuya.com