RIEdel

隈研吾デザインのビルが晴海地区にやってくる!

こんにちは。おめでたいこと・ありがたいことが大好きな特派員RIEdelです。
先日、晴海界隈を散歩していたら、構造材に木製パネルが多用した不思議な建物を発見しました。建築計画を見てみようと晴海通り側に回り込んでみると、そこには隈研吾事務所の文字がっ!きゃーっ!!皆さんっ、ついに晴海地区にも隈研吾デザインの建物がやってきますよっ!

CLT晴海プロジェクト~東京五輪のイベント施設を絶賛建設中~

この不思議な建物、実は東京五輪のイベント施設なんです。
岡山県真庭市産のCLT(Cross Laminated Timber、直交集成板)パネルを組み合わせて、パビリオン棟、屋内展示棟、展示別棟などの3棟が今まさに建てられようとしています。各棟内には、子供向けのアミューズメント施設や映像展示、カフェなどが入る予定とのこと。選手村を持つ晴海地区も、今後オリンピックに向けて、さらに盛り上がってきそうですね♪

 隈研吾デザインのビルが晴海地区にやってくる!

建築計画を改めて見て驚いたのが、その工期の短さ。着工2019年6月1日、完了予定2019年9月20日! え、たった4カ月弱で出来ちゃうんですかい!?
調べてみると、CLTは木材の繊維を直交方向に重ねて接着剤で一体化した面材で、パネル自体は工場で製造されるため、鉄筋コンクリート(RC)のように乾かす必要がなく、施工現場でボルトを締めて組み立てるだけで済むらしい。ふーむ、それでこんなに短期間で完成するんですねぇ。

オリンピック後は国立公園蒜山へ

オリンピック後は国立公園蒜山へ 隈研吾デザインのビルが晴海地区にやってくる!

あみだ状に組み合わされたCLTパネル

こちらの施設、五輪終了後には解体され、真庭市の国立公園蒜山へ移築され、新たに観光・芸術・文化の発信拠点として活用されることも決まっているそうです。
大都会・中央区でのお役目を終えた後、第二の人生(木生?)を生まれ故郷の自然豊かな風景の中で過ごす姿…。それもこの目で見てみたくなりました。

アクセス情報:CLT晴海プロジェクト

アクセス情報:CLT晴海プロジェクト 隈研吾デザインのビルが晴海地区にやってくる!

■CLT晴海プロジェクト
〒104-0053 東京都中央区晴海3丁目2番地22号
都営大江戸線「勝どき駅」より徒歩5分