隅田川の晴海運河に冬鳥達がやって来た
10月も中旬を過ぎると冬鳥達が、隅田川河口、晴海運河に越冬にやって来ます。今季の一番乗りは誰だろう?と気になっていましたが、本日26日に無事にホシハジロ・ヒドリガモ、さらに日本では留鳥ですが、ここ晴海運河では冬にしか姿を現さないオオバンもいることを確認しました。
かつての貯木場が、恰好の越冬場所になっています。
ホシハジロの群です。雄は、背中からお腹までが真っ白で、頭が茶色なので遠くからでも見分けがつきます。
浜離宮恩賜庭園でも多く見られますので、見つけてみてください。
24日に初見し、本日やっと明るい陽射しで撮影出来たユリカモメです。冬鳥の中でも一番長く5月の始めまで逗留します。この一団は、大変、脚の色が鮮やかな赤ですね。今年生まれて、初めてここ隅田川に来た若鳥かもしれません。年齢を重ねると、脚、嘴の赤色は黒味を帯びてきます。
こちらは、24日のツーショット。左がウミネコ、右がユリカモメです。ウミネコは、脚も嘴も黄色ですから、ユリカモメと並べるとその差は歴然です。しかし、夏場に隅田川の水面を悠々と飛んでいる白い鳥を見て、「あら、かもめが飛んでる」と思ったことはありませんか?わたしも、そう信じてました、かもめ、、と。しかし、ウミネコとカモメの絶対的な違いは、カモメは冬鳥でウミネコは留鳥と言うこと。つまり夏に海や河口で見た「かもめ」は、ウミネコということです。
隅田川運河沿い散策の折には、ユリカモメとウミネコの違い探しにトライしてみてください。実はウミネコにそっくりなカモメがいます。本当に鳥好き泣かせな難問なんですけど。そんな、見分けの磨きをかける冬鳥達がやって来ました。