白柿 初冬の光景
柿は中国が原産といわれ、少なくとも奈良時代には渡来していたと記録があります。
古くから大切にされ、年中行事にも欠かせないものとなり、
鏡餅のお飾りに用いる地域もありますね。
12月13日は、江戸城の「御煤納め」があり、「正月事始め」
としても定着し、松迎えなどの準備に取りかかる日とされています。
写真の干し柿は、紙パルプ会館玄関脇で
天日と寒風にさらされている「あんぽ柿」です。
渋柿を燻蒸して乾燥させる独特の製法で作られます。
表面に白い粉を吹き、あめ色に変わっているのを見ることができます。
市場では、出荷が始まっているようです。
お正月の準備とともに、旬を味わいたいですね。
◆紙パルプ会館
東京都中央区銀座3-9-11