俺のちゃんこ鍋
このたび中央区観光協会では、相撲をクール・ジャパンの重要コンテンツとして、訪日観光客に英語で案内を担える人材育成プロジェクトを発足させました(たぶん)。
そのプロローグとして、中央区に存在する相撲部屋、荒汐部屋の朝稽古を視察し、それを窓の外から見学している外国人観光客達と共有しつつヒアリングを行い、さらにその後、力士の皆さんとちゃんこ鍋を頂くというミッションに、先日参加してきました。
(荒汐部屋は、稽古風景を通りに面する窓の外から、自由に見学できるオープン・マインドな相撲部屋として知られています)
これはグルナビではありませんから、ちゃんこ鍋についての詳細は省かせて頂きますが、とても美味しかった。とりあえずその味わいを、画像からご覧下さい。
個人の感想で言うと、これまでの人生で最高に素晴らしいお味だったことを強調しておきます(拡散希望)
銀座ライオンで、この荒汐部屋仕込みのちゃんこ鍋を食べることが出来るそうです!(冬期限定)
この「相撲英語講習プロジェクト」の講師は、人生初のおこづかいで相撲雑誌を買ったというほど、幼い頃からの相撲ファンという本物です。
朝稽古を室内で見学中、(室内は私語厳禁なので)部屋の外から窓越しにイヤホンガイドで稽古の内容を解説して下さるという、至れり尽くせりの離れワザ。
外で講師と一緒に見ている他の外国人との英会話も、同時多発的に実況中継されるような感じで、決まり手は「インバウンド相撲・裏ボイス稽古ナマ中継」という想定外の展開も面白かった。
英語という土俵で勝負するには、こうしたハプニングが「おいしい」経験値を高めてくれます。
相撲とともにあらんことを・・・
相撲は子どもの頃からテレビでは見てましたが、プロ野球と一緒で手の届かない、遥か銀河の彼方、遠い世界… Far, far, away…
北海道生まれで北海道育ちの俺は、本場所をナマで見たこともない。
恥ずかしがり屋なので、お茶の間でこっそりと、北の湖や千代の富士を応援していたっけ・・・
( ↑ 目が遠くを見つめている)
そんな俺が、蒼国来関ともお話でき、相撲をこれほど身近に感じられるようになるとは、長生きはしてみるものヂャのう
( ↑ もうすぐ還暦)
近い将来、実際に英語で相撲のガイドをしているカッコいい俺の姿を(勝手に)想像してみると、明日への希望とファイトが沸き上がってくるような気がする。
ちゃんこ鍋より熱かったのが、やはり朝稽古のぶつかり合い。
稽古とはいえ、真剣勝負の迫力に圧倒される。
単純な身体と肉体との衝撃が、何故これほどまでにドラマチックなのか!
至近距離というのもあるけれど、テレビでは感じられない熱量がそこにはあった。
これは、拡散しなければなるまい。
相撲の魅力を今さら日本人に紹介するなど、恥ずかしくて、
というか畏れ多くて、やれそうにないと思っていた。
しかし、日本の伝統・文化に関心の高い訪日観光客になら、未熟ながらも貢献できるのかもしれない。
そんなモチベーションに火が灯る。
ちゃんこ鍋を囲みながら、現役力士に俺のプチ抱負を素直にカミングアウトできたのが、歓びであり人生の宝物になりました。
これまで、現実的には何の接点もなかった相撲の世界との小さな絆を、大切にして逝きたい!
May the SUMO be with you…
結びの一文
お寒い中、外で美味しいコメントをアナウンスして下さった講師に感謝申し上げます。
さらに、休日出勤されて現場の仕切りや手配などでお世話になった観光協会スタッフの皆様方、いつもありがとうございます。
そして、荒汐部屋のみんなぁ〜!(← タメ口ではありませぬ)に、篤く御礼申し上げまする。
*本文の内容、画像の掲載については、荒汐部屋から了解を頂いております。
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