東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会選手村NOW
こんにちは、特派員RIEdelです。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京2020大会)の開幕まで、あと5ヶ月。晴海の選手村も工事が進み、その全体像が現れつつあります。
今回は晴海の選手村とその関連施設が今どうなっているのか、写真と共にレポートします!
晴海トリトンスクエア〜東京2020大会の司令塔〜
都営大江戸線勝どき駅から晴海の選手村エリアに向かう途中で必ず目にするのが、晴海トリトンスクエア。
この大きなビルの中には東京2020大会運営の司令塔である東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が入っています。東京都の職員のほか、地方自治体や民間企業からも沢山の出向者が集まってきており、その数は約3,000名。そういやトリトンの中を歩いていると、東京2020大会の公式ネックストラップをしている人を結構見かけます。あの人たちも、関係者なのかなー。
大会期間中はトリトン内に選手や大会関係者との交流拠点もできるそうなので、東京2020大会の盛り上がりを感じたい方は、立ち寄ってみるといいかも。
選手たちの生活を支える施設〜ビレッジプラザ〜
トリトンスクエアを背にして晴海埠頭方面に5分ほど歩くと、豊洲大橋の手前左手(北西詰)に「ビレッジプラザ」が見えてきます。こちらは選手村の入り口に立地し、雑貨店・カフェ・花屋など、選手の大会期間中の生活を支える店舗が入るほか、家族や友人と交流できる施設となります。入村式もここで行われるそうですよ。
またメディアセンターも入ることになっており、各国のメディアがここを拠点にアスリートたちの熱い戦いを世界に発信します。
ビレッジプラザの建物には国産の木材がふんだんに使用されています。木材を提供した自治体は63にものぼるそうなので、皆さんの故郷の木も使われているかもしれませんね。
外壁木材に「山形県金山町」の焼き印が
選手団が生活するエリア〜住居ゾーン〜
環状2号線を越えると、選手たちが大会期間中に生活するエリア、住居ゾーンが広がっています。
宿泊施設21棟は建設工事が終わっているようで、晴海ふ頭方面に向かって歩くと、行けども行けども14階〜18階建の建物が続きます。とにかく圧巻の広さ。
どの建物も落ち着いた色合いですが、画一的なデザインではなく、一つひとつ趣が異なっていて素敵です。
ん?あれ、選手村のエリアって、確かタワーマンションも建つんじゃなかったっけ?なんで高層の建物はないの?と、思ったそこのあなた。さすがです。はい、タワマンは建設予定ですが、それは東京2020大会が終わってからなんですね。
なんでも選手たちが大会期間中に過ごすスペースは15階以下の高さとオリンピックの規定で決まっているそうで、中低層棟のみ先行して建設されています。
フィットネスセンターや総合診療所が入る商業施設も
アスリートの食事を支えるメインダイニング
住居棟は東京2020大会後に分譲や賃貸マンションとして転用されますが、それ以外に期間限定の仮設施設も建設されます。
そのうちの一つが、こちらのメインダイニング。席数5000席、24時間利用可能、1日4万5000食を提供予定のこちらの施設は、イスラム教の戒律に沿ったハラル食など、各国の宗教や文化に配慮した食事を用意するそうです。
窓が大きくとられていて、明るく開放的な空間になりそう。
ちなみに東京2020後のこの場所には学校が建設される予定です。人口12,000人の街が誕生するのですから、学校は当然必要ですよね。
今後は、トランスポートモール(選手が移動に利用するバスの発着場)や、東京湾沿いの晴海ふ頭公園などの整備も進められるようです。目まぐるしく変化し続ける選手村エリアは、しばらく目が離せません。
アクセス情報:東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会選手村
■東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会選手村
〒104-0045 東京都中央区晴海4丁目、5丁目
都営大江戸線「勝どき」駅より徒歩10分