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銀座の歩行者天国が受賞した賞とは?

 新型コロナウイルスの感染拡大を阻止する目的で、緊急事態宣言が発効となり外出自粛の要請がなされています。
 外出を自粛しながら「”旬な”情報」はなかなか難しい面もあり、また、今現在実際に観光目的でご来訪いただくのは控えていただかなければならない状況です。
 しかし、どこまでできるかわかりませんが、そのような状況下であっても、中央区の魅力をお伝えすることは可能であり、少しでも外出自粛中のなかでお楽しみの時間をご提供できれば、との観点でブログを作成することといたしました。

それでは銀座の歩行者天国についてです。

中央区ものしり百科では

コラムの中に「ホリデープロムナード」との項目があります。
・銀座通りの歩行者天国は昭和45年(1970年)8月第一日曜日からはじまった
・当時は「ホリデープロムナード(休日の散歩道)」と呼ばれていた
・銀座では今でも毎年この日にイベントを実施している
など。
毎年開催される「ホリデープロムナード」のイベントは、夏の風物詩でもありますね。

特定禁止区域・区間の歩行者用道路

銀座ではすずらん通りなどでも歩行者天国を実施しています。

しかし、銀座の中央通りについては、秋葉原(中央通り)と新宿地区とともに、
「歩行者用道路の中でも「特定禁止区域・区間」に指定されており、人と車を分離して安心して楽しい散策やショッピングができるように設けられたものです。(警視庁のホームページ)」

とあります。
実施場所や時間帯なども警視庁のホームページ上で記載されており、このような「歩行者天国」は3か所だけなのです。

グッドデザイン・ロングライフデザイン賞

「歩行者天国 [中央通り(銀座地区)歩行者天国]」として、2017年のグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞しています。

「Gマーク」でお馴染み、工業製品などで目にすることがあるグッドデザイン賞ですね。

「しっかりとした業務分担と官民共同が定着」、「荒天日を除き、週末にはほぼ100%実施」などが評価されたようです。
また、審査委員の方は「モノではなくコトをロングライフに選定するには、慎重な議論があった。

しかし、普段は車両が占有する場所を人々が歩き憩う場所にという価値転換をこれほど鮮やかにそして暮らしの中に浸透させた希有な事例はないであろう」

とおっしゃっています。

古くて新しい「ホリデープロムナード」

「自動車優先の道路交通から歩行者中心の交通への転換」、「中心市街地を歩行者中心とし、公共空間として活用」などの発想・コンセプトは、今でも色あせることはありません。
また、海外からのゲストの方からたいへん人気があったことからも、世界に通用する文化ともいえるのではないでしょうか。

そんな銀座のシンボルともいえる「ホリデープロムナード」が、1日も早く再開されることを祈念しております。


「忙しい方にも短時間で中央区魅力をお伝えしたい。」

そのような気持からつたないながら写真を中心に、ブログを構成してまいりましたが、今回は文章のみとなりました。

不慣れな部分もありますが、少しでもお楽しみいただければ幸いです。