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5月の主役 新緑と "ツツジ"

 5月の主役 新緑と

 5月4日はみどりの日。草木が芽吹き、青葉若葉が目に沁み、自然のエネルギーや生命力を感じる季節です。普段の年なら、やわらかな陽射しに誘われて、公園、緑地に足が向くところですが、今年は、新型コロナウイルス感染が拡大する中、全国に緊急事態宣言が発出され、在宅勤務や休校、外出自粛が求められており、閉塞感は否めませんが、日々生長する草木の表情を眺めているとやはり心が癒されます。この季節の主役は新緑と "ツツジ"。

”ツツジ" は、一般にはツツジ科ツツジ属の低木~小高木の、常緑性または落葉性の植物の総称で、狭義にはサツキを除くヤマツツジの仲間を指すとされます。花の大きさ、花色はさまざまで、多くの園芸品種も育成され、分類の難しいグループとも言われます。花冠は漏斗状で5裂し、放射相称。上方の花弁に「蜜標(ネクターガイド)」と呼ばれる独特の斑点が視認できます。日本の野生種として、ヤマツツジ、ミヤマキリシマ、モチツツジなどがあり、園芸品種には、キリシマツツジ(キリシマ、クルメツツジ)、ヒラドツツジ(含むオオムラサキ)などが挙げられます。花色鮮やかに群れ咲く様は印象的で、自然樹形に加え、庭園で見られる 丸刈り樹形、鉢栽培、盆栽と楽しみ方もいろいろです。晴海トリトンスクエアでは、サウストリトンパーク、ノーストリトンパーク、花のテラス、緑のテラスの散策路で色とりどりの "ツツジ" の花が陽光を浴び、咲き誇っています。