Silver Fox 007

佃で味わう海外旅行に行った気分

COVID-19感染症対策が効を奏して、来年は海外に行けるのか?と思ったら、またまた新しい変異株の脅威。当分ヴァーチャル・ツアーなどさまざまな方法で「行った気分」を楽しむことになりますね。その方法の一つ、食で「行った気」になるお店をご紹介します。

東京メトロ有楽町線または都営地下鉄大江戸線月島駅、6番出口から徒歩3分、赤い欄干の佃小橋の手前に、そのお店はあります。Bonte(ボンテ)さんです。正しくはeの上に ´ がつきます。フランス語で真心や真実という意味だそうで、お店の心「おもてなし」という思いを込めた命名とのことです。

フィッシュ&チップスでロンドン気分

フィッシュ&チップスでロンドン気分 佃で味わう海外旅行に行った気分

Bonteさんは、2011年に勝どきで立ち飲みバルのお店としてオープン。2019年、現在の地にテーブル席を備えたお店として移転したそうです。私は立ち飲み時代を知らない新しいお客ですが、立ち飲みバル時代だったら一人旅気分モリモリでしょうね。

本日のメニューにタラのブイヤベースがあり、すごく悩みました。やっぱり私の一押し、フィッシュ&チップスだ!と決断。お店の近所に住んでいた息子夫婦と初めて伺った際にオーダーし、「あ~ロンドン到着!」と感激して以来、フィッシュ&チップス=Bonteさん!なんです。
中はしっとりふんわり、外はカリッとした白身魚(魚種はその日の仕入れによる)のフライに、ホクホクのポテト。3種類のディップに加えて、枝ごと素揚げにしたローズマリー。豊洲市場から仕入れているというお魚だけあります、ポテトも最高!

もう一つはパテ ド カンパーニュのプレートです。ほかにもヨーロッパを彷彿とさせるメニューがたくさん。いや待って!ハンバーガーもカレーもあるので、あなたのチョイスで世界各国を巡ることができますよ。クオリティはさすが日本!さすがBonteさん!です。
カウンター席の前のオープンキッチンや床までのガラス窓越しに行き交う人が見えるお店の造り、気さくにメニューの相談に乗ってくれるオーナーシェフと温かく気配りしてくれるマダムのおかげで、家族や友人と行っても、一人で行っても、住んでいるかのような旅に「行った気」になれます。

そして、ほとんどのお料理がテイクアウトOKとのこと。私も外食自粛の時期に、テイクアウトのフィッシュ&チップスと牧草牛のサーロインステーキをいただきました。ステーキはお肉そのものの味がして、大満足。カナダで食べたアルバータ牛のステーキを思い出しました。

これからクリスマスや年末年始に向けて、まだまだ感染症対策が気になりますね。デリカテッセンで買い込んだお料理をホテルの部屋(と見立てた自宅)でパジャマで食べる、なんて「行った気」で過ごす夜もいいんじゃないでしょうか。

コロナをきっかけに始めた挑戦

コロナをきっかけに始めた挑戦 佃で味わう海外旅行に行った気分

パテ ド カンパーニュと一緒に盛られているサラダのドレッシングは、ショウガが香り、パテの濃厚さをリセットする効果を感じました。お店の入口と店内に掘り出したばかりのショウガが並び、販売されています。
オーナーは、自粛中に無農薬野菜の栽培にチャレンジし始めたとのこと。ショウガはドレッシングとジンジャーシロップに加工して、販売予定とのことです。COVID-19感染症という厳しい試練をきっかけに、始まることもあるのだと教わりました。

Bonteさんの定休日や営業時間、テイクアウトのご相談などは、こちらをご覧ください。
https://www.instagram.com/bonte_since2011/
または https://www.facebook.com/bonte2011/

実は、この記事は2020年6月ごろ用意していたのですが、COVID-19感染症対策を考慮してずっと寝かせてきました。お出かけの際はこれまでと変わらぬ適切な対策を!
なお、ブログ掲載にあったっては、Bonteさんのご了解をいただきました。