男性も「爪のお手入れ」、いかがでしょう?
~ Hair Salon ONO 艶出専科本店 ~
『ギフト、そして自分も楽しむ』をスタイリッシュに取材します、rosemary sea です。
ヘアサロン大野グループさんは「Hair Salon ONO」として日本橋を中心に東京・大阪・海外まで及ぶヘアサロンを展開されています。
日本橋には「艶出(つやだし)専科本店」と「iki(いき)日本橋本店」がございます。
今年1月3日の記事にて艶出専科本店での「ヘッドスパ」体験をご紹介させていただきましたが、今回は同じく艶出専科本店にて「手の爪のお手入れ」体験をさせていただきました。
その模様をご紹介させていただきます。
・・・最初に、ヘアサロン大野グループ、大野悦司(おおの えつじ)代表からの、ネイルに関するご説明からご紹介します。
☆ ネイル(マニキュア)の始まりは、紳士のための西洋式礼法から
明治維新、西洋との交流に社交マナーは必須で、食事作法、洋装、挨拶、舞踏会での礼儀など西洋式心得では先ず清潔であること。何より爪の汚れは禁物、ジェントルマンはレディと握手や手を取っての挨拶など、手は重要なコミュニケーションツールであるため、社交界、外交上で手や爪には細心の注意が必要でした。
ネイルケアやフェイシャルは日本で、先ず男性から始まりました・・・。
欧米から横浜の理髪店に最初に伝わったマニキュア=マニュ(手)キュア(手入れ)は美爪術(びそうじゅつ)、手美法と訳され、大正になると大野のルーツにあたる日本橋芳町「篠原」のような高級理髪店では当たり前に行われていたようです。
高度経済成長期の1959年、東京日本橋室町で大野理髪店は男性の爪のお手入れ「マニキュア」を復活させ、爾来、61年間、ネイルと呼称は変わりましたが、グローバル化が益々進む中で、髪型、お顔、お肌、爪先のお手入れを通じて、大野は最高の内容と品位の提供に、これからも務めて参りたいと存じます。
当日は手塚PDにお世話になりました。(左の人物です。)
それでは・・・
ヘアカット・シャンプー・手の爪のお手入れ のコース
所要時間:1時間ほど
(通常 15,000円【税抜】、ただしPD担当の場合 17,000円【税抜】)
☆ 手の爪のお手入れ
全室個室ですので、落ち着いた雰囲気になっています。
手順
① 担当者の手指消毒
② セッティング
③ お客様の装飾品・腕時計などのお預かり
④ お客様の手指消毒
⑤ フィンガーボール浸潤
(40秒ほど、個人差で短くしたり、延ばしたり)
⑥ 乾燥・タオル拭き取り
⑦ 爪の長さのカット(ネイルカット)
⑧ 甘皮処理(キューティクルクリーン)
⑨ エメリーボードで形を整える
⑩ 爪の表面と先端を滑らかに整える
⑪ 磨き(シャイン)
⑫ スチームタオル拭き取り
⑬ オイル塗布、爪周りの固いところをファイルで滑らかにする
⑭ 乾燥・タオル拭き取り
⑮ 装飾品・腕時計などのお返し、袖を戻す
・・・終了です。
☆ ヘアカット・シャンプー・シェーブ・マッサージなど
「手の爪のお手入れ」と同時進行です。
☆ ヘアカットなどの感想としましては・・・
ヘッドスパの際もそうでしたが、シャンプー、頭皮マッサージや肩もみがとても気持ちよく、ライトでやわらかな音楽とこちらで販売もされているシャンプーの香りの相乗効果で、このまま眠りたいような気分でした。
靴も脱いでいますので、開放感、抜群です。
シャンプー後にいただくおしぼりも、気持ちを和らげてくれます。
カットの最後は、レザーを使って行われたスカルプチアカット。
硬くて直毛の日本人の毛足が筆毛のように仕上がり、毛流に品が出るそうです。
また、白髪の多いお客様には、黄色を消す紫色色素の入ったシャンプーを使うと、補色で綺麗な白髪に仕上がるそうです。
☆ 爪のお手入れの感想としましては・・・
お手入れ前の爪
お手入れ後の爪
(文頭の画像も「お手入れ後の爪」です。)
事務をする手の指が輝いていますと、思わず微笑んでしまうほど嬉しくなります。
他のお客様の感想でも、やってもらってからは綺麗な爪でいた方が気分が良くて、気持ちが明るくなるので他の方にも勧めたくなるそうです。
耐久期間は、手指やよく水を使う方は、光加減や長さは1週間くらいで気になってくるそうですが、私の場合は1週間経ってもまだ輝きを保っています。
気をつけることは、爪の乾燥、とのこと。
乾燥すると、ささくれや、爪が割れやすくなるなどが起こってくるそうです。
もちろんこちらのお店では、爪が薄くなったり、割れてきたりしないように、磨き過ぎたり削り過ぎたり往復がけをしないように注意してお手入れを行う、とのこと。
お手入れ後の、次のお手入れ時期としましては、3週間後くらいがベストだそうです。
☆ 手塚PDにインタビューしました・・・
ー 前回のヘッドスパ体験の際にも伺いましたが、ヘアサロン大野さんでお仕事をされる方は最初に「指立伏せ」にトライするそうですね。
「指のお腹を鍛える感じなのですが、指はセンサーのような役割をしているんですね。
そのセンサーを鍛えると言いますか、指腹をプロならではのセンサーにする、感覚も研ぎ澄まされる、お客様の頭皮の温度を感じ取る、髪の量を指で推測するなどの感度を育てます。
また(私共の)爪が伸びていると、仕事がしにくかったりします。」
「指で力を支えられないと、腱鞘炎になってしまうんですね。
プロの体作りの一環での指立伏せです。
普段の仕事はきのう教わってすぐにできる仕事ではないので、指立伏せはやはり、最初は1回か2回しかできないので。
プロの心構え、プロのプロセスを勉強することにもなります。
1回だったのが、いつの間にか100回できていたりします。」
ー ヘアカットの後の頭皮マッサージの際、氷のローションで頭を冷やしましたよね?
「そうです。頭を冷やして、それでマッサージを行いました。
骨の頭蓋骨と皮膚をはがしてあげるようなイメージのマッサージをします。」
ー マッサージ、気持ち良かったです。
「あまり揉んでも良くないですね。
揉み返しとか、あまりやり過ぎると、人によっては嫌だという人もいらっしゃいますから。
ただ、目の疲れから、首・肩・腰の痛みとなってしまうこともありますので、頭と首と腰をほぐしてあげるだけなのですけれど。」
ー シャンプー、こちらも気持ち良かったです。
「大野代表のアイデンティティーの詰まったシャンプーを使用しています。
ベトナムのお店では、『日本橋シャンプー』と呼ばれていまして、このスタンドシャンプーだけでお客様に喜ばれています。
寝ながら行うシャンプーが今は主流のようで、設備もそのようになっていますが、スタンドシャンプーとはお客様は座席に座ったまま、技術者は立ったまま腰を伸ばして行う方法で、単なる洗髪とは違うマッサージシャンプーとして明治以来、理髪師に伝わる技術です。」
ー 「爪のお手入れ」も大変気に入りました。手順の中に「フィンガーボール浸潤」というのがありましたね。
「爪を温めたり、甘皮を柔らかくしたりしています。」
・・・手塚さん、ありがとうございました。
・・・ヘアカットやマッサージ、シャンプーはもちろんのこと、爪のお手入れもとても心を豊かにしてくれます。
男性の「爪のお手入れ」も、賛同派急増中のようです。
「爪のお手入れ」、いかがでしょう?
お知らせ・・・
9月3日本日の中央エフエム、Hello! RADIO CITY内の「大好き!中央区」に私、rosemary sea がお話をしています。
お話の主題は8月4日の記事「ロズマリ考案のまち歩きツアーが採用されました!~東京メトロ×Spot Tour とっておきのオススメスポット【人形町駅】」についてですが・・・。
その際、この爪も少しだけ謎的に暗示しています。
ブログとラジオ、併せてお楽しみください。
Hair Salon ONO 艶出専科本店
日本橋室町3-3-3 CMビル1階
03-3211-7031
営業時間 月~金 10:00~21:00
(ラストオーダー20:00)
土日祝 10:00~20:00
(ラストオーダー19:00)
年中無休
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