Hanes

誕生花で巡る中央区~10月編~


こんにちは。アクティブな活動はもうしばらくお休みのHanes(ハネス)です。
十五夜が過ぎ、区内で見られる花からも秋を感じるようになりました。
ここのところ台風や秋雨前線の影響で雨の日が続いていましたが、雨でも植物は楽しめます。
というわけで、今月も中央区内で見られる誕生花をご紹介♪

【本シリーズの前提】
・365日に割り当てられた誕生花やその花言葉にはバリエーションがあります。本シリーズでは、日比谷花壇さんの「365日の誕生花・花言葉」に掲載されている誕生花・花言葉を参考にしています。
・飽くまでも、どなた様でもご自由にお楽しみいただける花のご紹介を目指しています。したがって、一般家庭の庭、有料の庭園、期間限定のイベント、花屋で見られる花については対象外としています。
・執筆者が見つけた範囲でのご紹介となりますので、実際にはより多くの誕生花が見られる可能性があります。

10月の誕生花31種類を探して

10月1日:センニチソウ(花言葉「不朽」)
@ 晴海アイランド トリトンスクエア、隅田川テラス 他
数ヶ月前から時々見かけたセンニチソウ。
花に見える部分は苞(ほう:芽やつぼみを包み、保護する小形の葉)で、苞のすき間に咲いているものが花だそうです!
すべて雨の日に撮影したため、はっきりとした写真でお伝えできないのが残念ですが、よく見ると苞と花が小さなブーケのようでとても可愛らしい花であることに気がつきます。

 誕生花で巡る中央区~10月編~


10月2日:オレンジコスモス(花言葉「野生美」)
@ 晴海アイランド トリトンスクエア、隅田川テラス 他
先月に引き続き、オレンジ色のコスモスが見頃を迎えていました。

 誕生花で巡る中央区~10月編~


10月7日:ハギ(花言葉「前向きな恋」)
@ 佃、浜町公園 他
秋の花の代表格。その素朴さゆえ、東京の、それも中央区内で見られたことに驚きました。

 誕生花で巡る中央区~10月編~


10月12日:キブネギク(花言葉「多感なとき」)
@ 晴海アイランド トリトンスクエア
秋の誕生花にはキクが多く含まれており、こちらもその1つ。
この花は別名シュウメイギクとしても知られており、名前に「キク」こそつくものの、実はキンポウゲ科に属します。
私たちが一般的にイメージするキクとは見た目が異なるのにも納得です。

 誕生花で巡る中央区~10月編~


10月18日:キンモクセイ(花言葉「変わらぬ魅力」)
@ 隅田川テラス、区内随所
先日先輩特派員の小猿さんが、「秋の香りいっぱいに咲いてます」にて東京スクエアガーデンのキンモクセイをご紹介していました♪
以前取り上げたクチナシやラベンダー同様に、こちらもマスクをしていても良い香りが楽しめました。

 誕生花で巡る中央区~10月編~


10月21日:モミジアオイ(花言葉「思いやり」)
隅田川テラスに咲いているという情報を入手したのですが、うっかり撮影のタイミングを逃してしまいました。
来年こそしっかりこの目で確認しに行きます!

10月22日:ジニア・リネアリス(花言葉「友情」)
隅田川テラスで見かけたのは、ジニア・プロフュージョン。
ジニア・エレガンス(ヒャクニチソウ)とジニア・リネアリス(ホソバヒャクニチソウ)の種間雑種にあたる品種だそうです。
確かに、ホソバというほど葉が細くなく、惜しいですがジニア・リネアリスはまだ未確認です。
引き続き目を皿にして探してみます!

 誕生花で巡る中央区~10月編~


10月23日:ダリア(花言葉「エレガント」)
@ 隅田川テラス、晴海アイランド トリトンスクエア
1840年代にオランダ船によって日本に渡来し、明治の中頃から盛んに栽培されるようになったというダリア。
渡来当時は、「天竺牡丹」という名で知られていたそうです。
花の色・形・大きさはバリエーションに富んでおり、中には「これもダリアなの?」と思うものまで。
改めて花の奥の深さに気づかされます。

 誕生花で巡る中央区~10月編~


10月31日:タマスダレ(花言葉「潔白」)
こちらは明治初期に日本に渡来した花で、ゼフィランサスとも呼ばれています。
風情のある名前が印象に残り、実際に見てみたいと思っていたため、今回見つけられて最も嬉しかった花でした。

 誕生花で巡る中央区~10月編~


「潔白」という花言葉が似合う白くきれいな花ですが、ヒガンバナ科だとは意外!
他にもサフランモドキやハナニラなど似たような花がたくさんあり、今月の誕生花探しは予想以上に発見や学びの多いものになりました。

おわりに

今回は、10月の誕生花31種類中7種類を見つけることができました。
最低3分の1を見つけることができていたこれまでと比べるとやや数は減りましたが、それでもなお中央区内では季節の花が楽しめることを再確認♪

今回はジニアの品種で苦戦したり、洋菊のスプレーマムは咲いているものの、よく似たポットマムとクッションマムは見つからなかったりと、思いのほか細かい観察が必要な花が多かったです。
また、同じ花でも和名と英名で別の花と勘違いしてしまうこともあり、そう一筋縄で行かないところもまた面白く、花を観察する醍醐味とも言えそうです。

最後は、誕生花探しの間に出会った秋の蝶の一部をご紹介。

 誕生花で巡る中央区~10月編~


(左上)ヤマトシジミ     (右上)ツマグロヒョウモン ♂
(左下)ツマグロヒョウモン ♀(右下)アオスジアゲハ

蝶も観察してみると色々な種類がいるのですね♪