rosemary sea

ちょっと気になる中央区の神社 ④
 ~ 豊岩稲荷神社 ~
そして、祝!600記事達成

リモートで、愛する中央区をナビゲートします、rosemary  sea  です。

 

「ちょっと気になる中央区の神社」シリーズ、第4回の今回は、豊岩稲荷神社(とよいわいなりじんじゃ)をご紹介します。

こちらは「銀座八丁神社巡り」の1社です。

 

なお、こちらの記事で、ロズマリは600の投稿を達成しました。

2016年4月10日の『味の浜藤』さんの記事より5年を経て、ほぼ月10件のペースでの投稿を続けてまいりました。

これもひとえに皆様のお蔭と感謝しております。

なお、諸事情により、今後は少しペースを落として『ゆるりとした』投稿となりますこと、ご容赦くださいませ。

ただ、決して『質は落としません』ので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

それでは・・・

 

御由緒

御由緒 ちょっと気になる中央区の神社 ④
 ~ 豊岩稲荷神社 ~
そして、祝!600記事達成

当社は、江戸初期からこの地(銀座7-8-14)に火防(ひぶせ)神・縁結神として信仰を集め、銀座7丁目町会の守護神として篤い信仰を集めてきた。

稲荷の神は、保食(うけもち)神(宇気母智神)あるいは倉稲魂(うがのみたま)神と称し、稲のみ魂、また人間の生活に最も必要な食物を守護し給う神として、伊勢神宮の外宮、京都の伏見稲荷大社始め、全国の稲荷の御祭神として、広く信仰されている。

当社は、明智光秀の家臣 安田作兵衛により祀られ、昭和の初めには歌舞伎の名優 市川羽左衛門(いちかわうざえもん)丈を始め、芸能関係者の崇敬が厚かった明治3年(1870年)以降、当銀座の氏神である山王日枝神社(元官幣大社)の神職により祭祀はとり行われ、永年の宿望であった御社殿以下の御造営事業及び境内地の保全が平成5年(1993年)秋、地元町会関係者及び特別崇敬者 中塚成紀氏等の奉賛によりなされたのである。

 

 ちょっと気になる中央区の神社 ④
 ~ 豊岩稲荷神社 ~
そして、祝!600記事達成

<路地にひっそりと建つ、縁結びの神社>

創立年不詳。

昭和3年(1928年)から日枝神社の神職により祭祀が行われている。

現在の社殿は平成5年(1993年)に造営されたもので、建物の間にひっそりと建つ。

昭和初期からの芸能関係者の崇敬が篤く、また縁結びの神社として多くの女性が立ち寄ることでも有名。

 ー 歩いてわかる 中央区ものしり百科 より ー

 

 ちょっと気になる中央区の神社 ④
 ~ 豊岩稲荷神社 ~
そして、祝!600記事達成
 ちょっと気になる中央区の神社 ④
 ~ 豊岩稲荷神社 ~
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一見、社務所はないように見えます。

しかし、ここの地下1階にあるそうです。

通常月・火・金曜日の10:30~15:30に開いているようです。

御守等の販売もされている、とのこと。

 

 ちょっと気になる中央区の神社 ④
 ~ 豊岩稲荷神社 ~
そして、祝!600記事達成
 ちょっと気になる中央区の神社 ④
 ~ 豊岩稲荷神社 ~
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 ちょっと気になる中央区の神社 ④
 ~ 豊岩稲荷神社 ~
そして、祝!600記事達成

今回も江戸古典落語をご披露させていただきます。

第41回となりました。

今回は、「豊岩稲荷」の「岩」をキーワードとして「崇徳院(すとくいん)」を選びました。

<事前確認コーナー>

「瀬をはやみ 岩にせかるる滝川の

 割れても末に逢わんとぞ思う」・・・

百人一首の和歌、崇徳院(=崇徳天皇)が詠んだものです。

「岩に当たりふたつに分かれた川の流れが、またひとつに合流するように、今はお別れしますが、末にはまたお目にかかれますように」といった恋の歌です。

 

 ちょっと気になる中央区の神社 ④
 ~ 豊岩稲荷神社 ~
そして、祝!600記事達成

「崇徳院」

 

商家の若旦那が寝込みます、恋わずらいらしいです。

出入りの熊五郎になら話す、ということで、熊五郎が呼ばれます。

 

若旦那が話すには・・・

上野にお参りの際、茶店で一服、するとどちらかのお嬢さん、茶袱紗(ちゃふくさ)を忘れていきました。

後を追って手渡すと、桜の枝に下がっていた短冊が落ちてきて、お嬢さんからそれを渡された、とのこと。

書かれていたのは「瀬をはやみ・・・」の上の句。

お嬢さんの気持ち、とわかるが、どこのお嬢さんかわからない、それで寝込んでしまったとのこと。

 

大旦那からは、捜し出してくれたら住んでいる長屋をもらえることに、ただし猶予は5日間、捜し出せなかったらせがれの仇として名乗り出る、とのこと。

熊五郎、家に帰って女房に事の次第を話します。

女房も大喜び、熊五郎も張り切って捜し始めますが、2日経っても収穫がありません。

3日目、「崇徳院の歌を怒鳴りながら、人の集まる床屋とか湯屋をまわりなさい、今日捜してこないと家には入れないよ」と女房に言われてしまいます。

 

床屋と湯屋を何軒も回り、熊五郎はふらふら、ある床屋にたどり着きます。

そこへ男が飛び込んできて、出入り先のお嬢さんが恋わずらいで寝込んでいる、やはり「瀬をはやみ・・・」の歌だけが頼りとのこと。

これだ、ということで、熊五郎も事情を話しますが、お礼のこともありますので「すぐうちの店へ来い」「おまえが来い」と、もみ合いになります。

はずみで床屋の商売道具の鏡を割ってしまいます。

 

床屋の親方「どうしてくれる、この鏡」

熊「なあに心配するな、割れても末に買わんとぞ思う」

 

豊岩稲荷神社

豊岩稲荷神社 ちょっと気になる中央区の神社 ④
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銀座7-8-14

東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅 C2出口を出て東急プラザ沿いに「外堀通り」を2区画(約220m)進む。

「銀座西6丁目」信号交差点を左折、4本目の角(銀座6丁目信号交差点の1本手前)を右折、約12m先左側に参道を示す幟が見えます。