野鳥の子育て大忙し!~カルガモ・カワセミ・ツバメ~
5月中旬から6月に入って、佃エリアでは野鳥の子育て姿に多々遭遇するようになりました。
本日は、例年ご紹介させていただいてるカルガモと、今年初観察のカワセミ、そして本日生まれたての銀座のツバメをご紹介します。
隅田川を誕生一日目で渡るカルガモの雛
カルガモの営巣場所は、今年の観察で佃エリアに3か所ありました。
その一つが、浮島です。乾いた土と日陰とあって本当に安全な場所ですね。
観察していると、前日夕方に生まれた雛達を連れてお母さんカモは採餌に隅田川を渡って対岸まで行きました。
なんと逞しいこと!!
舟が通りませんようにと祈るばかりで、戻って来るまでハラハラ、、、これは人間の観察者の感情ですが。
石川島公園の浮島から中央大橋をくぐって隅田川を渡り、亀島川水門から亀島川へ入って行く親子もいました。
係留中のボートで一休みです。
この親子は、一晩ここで明かしていました。
カルガモの雛は、これからご紹介するカワセミやツバメと違って、生まれると直ぐに自分で餌を探さないといけないので、こんなにも逞しいのですね!
佃で初観察のカワセミ親子
5月後半からカワセミが佃で営巣したことを知りまだ観察継続中ですが、
近年、年に数回あるかないかのカワセミ遭遇率でしたから、ここ中央区で営巣したことは、一番のビックニュースかもしれませんね。
巣の中で雛が誕生し、どんどん大きくなっているのでしょう。メスとオスが交互に餌を運んでいたのが、一度に二羽でせっせと運んでいました。
6月に入るととうとう巣から出て来ました。
外で、餌をもらっていたのが、昨日は親が口に入れるものの餌をやりません。
自分で餌を探すように促しているようでした。
本当の巣立ちももう間もなくのようです。
生まれたばかり銀座のツバメ
そろそろかな?と気になって、今日、銀座のツバメの観察に行って来ました。
いました!いました!
生まれたばっかりなのでしょう、目も明いていません。
1、2、3、、、3羽は確認できますが、まだこれから生まれてくるかもしれませんね。
例年は、2か所巣のある場所ですが、今年は1か所だけでした。
親がせっせと5分間隔ほどで餌を運んできます。
大きくなあれ。
そっと、そっと、これからも観察していきたいと思います。
大都会の中央区で、野鳥達が命をつなげようと奮闘中です。
こんな環境がある中央区の魅力をこれからも野鳥を通してお伝えしていきます!