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数寄屋橋公園「若い時計台」に「明るい未来」

数寄屋橋公園にある岡本太郎作「若い時計台」の前に「明るい未来」の大きな文字看板が。

はて?これは何でしょう?

時計台の真ん前に、そびえたつ「明るい未来」

時計台の真ん前に、そびえたつ「明るい未来」 数寄屋橋公園「若い時計台」に「明るい未来」

銀座の東急プラザの隣にある数寄屋橋公園には、「芸術は爆発だっ」で有名な岡本太郎の作品である「若い時計台」があります。先日通りかかったところその時計台の前に、何やら大きな看板のようなものが立っているのを見かけました。修理でもしているのかな、と近寄ってみると「明るい未来」の大きな文字が目に入りました。うーんこれは何かの宣伝か?ナショナルか?それにしてもよくこんなところに、と思いつつ眺めると何やら説明板があります。

東京2020 オリンピック・パラリンピックに合わせて開催の「東京ビエンナーレ」の作品

東京2020 オリンピック・パラリンピックに合わせて開催の「東京ビエンナーレ」の作品 数寄屋橋公園「若い時計台」に「明るい未来」

読んでみると、これは東京2020オリンピック・パラリンピックに合わせて開催されている「東京ビエンナーレ2020/2021」というイベントの作品の一つとわかりました。「東京ビエンナーレ」は、2年に1度、東京のまちを舞台に開催する国際芸術祭だそうです。

数寄屋橋公園の作品は美術家の太湯雅晴さんの作品です。かつて福島県双葉町に掲げられていた標語看板の「原子力明るい未来のエネルギー」からとった「明るい未来」をキーワードにプロジェクトを展開しているということです。

「東京ビエンナーレ」の参加作品はここ以外に東京北東部の千代田区、中央区、文京区、台東区の施設や公共空間で、7月10日からはじまり9月5日まで開催しています。各エリアではそこの文化や歴史を視聴できるデジタルガイドもあるということです。詳しくは東京ビエンナーレで検索してみてください。トークショーやイベントもあるようです。正直、芸術とはあまり縁がなく、よくわからないのですが、観て何か感じるものがあればそれでよいのかなァなどと思っています。

ちなみにいつもの「若い時計台」はこんな感じ

ちなみにいつもの「若い時計台」はこんな感じ 数寄屋橋公園「若い時計台」に「明るい未来」

以前、夜に撮った「若い時計台」です。ライトアップされ、どことなく昭和のにおいが感じられると思うのは私だけでしょうか。

1970年に開催された大阪万博の「太陽の塔」に似てますが、こちらはそれより前の1968年に数寄屋橋ライオンズクラブの結成記念に作成されました。