パラリンピックスポーツの楽しさ、凄さを知らしめた
東京2020パラリンピック競技大会
※ ミライトワとソメイティは、全国の小学生の投票で選ばれたキャラクターだ。
各競技会場で、もっと活躍する姿が見たかったな。
でも、いろいろな所でみんなを応援していたんだよ。
東京スポーツスクエア(千代田区丸の内3丁目)で、お客様を迎えたフィギュア。
東京2020パラリンピック競技大会の最終日、9月5日午前6時30分、オリンピックスタジアムに号砲が轟く。
パラリンピックマラソンのスタート
男子車いすクラスから、障がいのクラスごとに次々に飛び出していく。
早朝の中央区茅場町界隈。マラソンのコースサポーター。
ここが私の、2020+1ボランティア活動の納めとなる場所だ。
※ ガイドブックにはもちろん、
※ ほら、パラリンピックマラソンコースの地図の中にも、
マラソンコースは、東京マラソンのノウハウを積み上げた、東京都心の名所を結ぶコースだ。
日本橋、浅草、銀座、皇居前広場。
スカイツリーも、東京タワーも、増上寺も、立ち並ぶビル街も、雨に艶めいている都心の濃い緑も、実況のカメラはとらえていた。
※ 有明(江東区)の撮影スポットにも、
どうか、連日降り続いた雨よ止んでくれ。風も収まってくれ。
暑さも寒さもほどほどであってくれ。
できるだけ良い環境の中で選手たちが競技に臨めるように。
みんなの思いがたぎり上がる。
※ パラリンピックギャラリー銀座にも、
シティキャストさんも「おもてなし」に加わりました。
※ ボッチャのコートの奥の方にも、
レーサー(高速走行用に開発された競技用車いす)がたてる、カタ・カタ・カタというリズミカルな音が近づく。ビル街に反響する。選手の息遣いが迫る。
走れ、走れ、ビッタビタに(このひと月で、意味も用法も劇的に拡大したワードだ)。
コースサポーターは、車道内から歩道側に向かって立つ。
だから通過する選手たちの姿を直視することはないのだが、高層ビルのガラス張りの壁面に、競いながら走り抜けていく姿が映っていた。
視覚障がいの選手の伴走を行うガイドランナーのオレンジ色のビブスは、ガラス壁の中でもはっきりと認識できた。
※ 電車のラッピングにも、
雨の休日のビジネス街、茅場町は沿道が密になることはなかった。
テレビ観戦していたご近所様が、居ても立っても居られず駆けつける。
声は出さずに、拍手を送り続ける。応援一つとっても奥ゆかしい。
ビル街に響く拍手は、確かに選手に届いていた。
※ 築地市場跡地のフェンスにも、活動していました。
自転車を引いて歩いていた親父がつぶやく。
「車いすって早いんだな。競技場から30分でここまで来るんだぞ。おいら頑張ってこいでも追っつかねえわ。」
サドルをポンポンたたいた。
大会が開催されて、良かった。
※ 街を彩っていたフラッグ。
無事役割を終えます。お疲れ様でした。
これほど多くのパラリンピックスポーツ競技が、毎日放映されたことはあったろうか。
しかも、初めて聞く熱い思いと敬意が込められた、ユニークな解説付きで。
車いすラグビー、車いすバスケットボール、陸上、水泳、アーチェリー、ゴールボール、ボッチャ・・・。
22競技の全種目の映像を見ることができた。
パラリンピックスポーツの面白さ、選手たちの素晴らしさを広く知らしめる大きな力となった。
選手たちの競技する姿に息をつめ、その技術、技量、精神力の強さに、涙がこれでもかと思うほど湧きだした。
頑張って立ち向かっている姿に、心からの拍手を送った。
私もカッパになったよ。
身体的特徴をからかわれたのではないかと、不安になった。
でも違うんだ。違っていた。
「パパは、ちっちゃい頃カッパだったんだよ。」
だから、水はぜんぜん怖くないし、泳ぐのはとても楽しい。
愛娘が水泳に集中できるように、お話ししてくれた。
日本の快進撃の口火を切ったメダリストは、亡き父に伝えた。
「私もカッパになりました。」
とってもかわいい、とっても素敵な、とっても勇気あるカッパさんだよ。