師走 納めの歳の市
江戸から続く歴史ある納めの歳の市。
江戸時代の中頃より江戸の町では十二月に入ると各地で正月用品を販売する「歳の市」がたちましたが、おおむね開催する日にちと場所が定まっていました。
かつて十四・十五は富岡八幡宮で始まり十七・十八は浅草寺、二十・二十一は神田明神、二十二・二十三は芝神明宮、二十四は芝愛宕権現、二十五・二十六は平河天満宮、最後は二十八日の薬研堀不動尊で終り、歳の市の最後を飾るので薬研堀不動尊納めの歳の市と言われました。
現在は年の瀬の12月26日から28日の三日間に行われています。1965年からは東日本橋の問屋街が「出庫市」という大安売りの露店を出して協賛するようになりました。
◆薬研堀不動尊納めの歳の市・歳末大出庫市
薬研堀不動院 付近(東京都中央区東日本橋二丁目)
開催期間:2021年12月26日(日)~28日(火)
◆師走 新年を迎える準備(2016年12月)