izutuki 開設8周年 播州刃物フェア
~ 日本橋木屋本店 izutuki ~
リモートで、愛する中央区をナビゲートします、rosemary sea です。
老舗刃物店の日本橋木屋本店さん、併設されたギャラリー izutuki にて、3月4日(金)から4月6日(水)まで、「 izutuki 開設8周年 播州刃物フェア」を開催中です。
デザイン会社 「シーラカンス食堂」さんがご紹介します、播州の刃物をこちら izutuki でご覧いただけます。
今回も株式会社木屋 日本橋本店 安部店長にお世話になりました。
併せて izutuki ご担当の大場さんにもご案内いただきました。
合同会社 シーラカンス食堂さんは・・・
シーラカンス食堂さんは、2013年より小野金物卸商業協同組合さんからデザイン依頼を受けて以来、職人の後継者問題を解決するために「播州刃物」という地域ブランドを提案し、ブランディングを兼ねた海外販路開拓と後継者育成の仕組みづくりに取り組んできました。
「播州」とは旧播磨の国、現在の兵庫県小野市、三木市周辺です。
2018年からは同社でも刃物職人を育てており、そこで生まれたのが「富士山ナイフ」です。
機能美溢れる技を技を、ぜひご覧になってください。
そして、「シーラカンス食堂」さんとは、デザインの会社。
シーラカンス = 古代ギリシャ語で「中空の脊髄」。普通はあの「古代深海魚」を思い浮かべてしまいますけど。
これは深海と海面で活動できるデザイン。
デザインには、実際意味があってそうなっている。 = 本質を見て表現すること
食べないシーラカンスに「食堂」を敢えてつけることで興味を持ってもらい、デザインとは・・・を伝えるきっかけにしようというのがその由来、とのことです。
・・・それではお品のご紹介です。
数量に限りがございますので、品切れの際はご容赦ください、とのことです。
また、お値段は全て税込価格です。
富士山ナイフ
MUJUN WORKSHOP
5,000円
(画像は文頭の1枚です。)
デザイン会社 シーラカンス食堂さんが手掛ける富士山ナイフ。
美しい富士の姿を見せるナイフの柄には、栓抜きがついています。
アウトドアでパンとチーズを切って、飲み物の栓を開ける、そんな日常を添えていただきたいナイフです。
MUJUN(ムジュン)とは・・・
シーラカンス食堂さんは2011年3月に、デザイナー 小林新也さんが立ち上げた、デザイン思考の会社です。
根本的な問題を探し、改善するためのビジョン問題の解決の手段としてデザインを用いています、とのこと。
そして2016年に自社ブランド「MUJUN」を、2018年8月に地元兵庫県小野市の刃物職人を育成するための工房「MUJUN WORKSHOP」を、立ち上げました。
中でも「富士山ナイフ」は、初めての自社製造の商品です。
WORKSHOPの職人さんが丹精籠めて生産しています。
ものづくりからメンテナンスまで、本当の意味で根付かせられるように日々活動しておられます。
手打 握り鋏 爪型
水池長弥さん 作
シルバー
105cm
13,200円
カラーはアクリル焼付。
めったなことでは剥がれず、錆を防ぎ鉄のにおいも手につきにくくなります、とのこと。
「手打」は、全ての工程を一人の職人さんが手掛けるので、長く使ったときの使いやすさに差が出てくるそうです。
手打 握り鋏 爪型
水池長弥さん 作
ピンクゴールド
105cm
13,200円
手造り 多層鋼真鍮鞘
永尾カネ駒製作所 作
大 18,150円
肥後守(ひごのかみ)は、播州で明治期にその原型がつくられた折り畳み式ナイフのこと。
永尾カネ駒製作所さんは商標を持ち、唯一「肥後守」の銘を刻める製作所なのです。
左: 日本剃刀 籐巻
水池長弥さん 作
22,000円
右: 多層鋼日本剃刀 上黒籐巻
水池長弥さん 作
39,600円
日本剃刀 籐巻
利器材を使用しています。
※ 「利器材」につきましては、一番最後に説明させていただきます。
多層鋼日本剃刀 上黒籐巻
地金を多層にすることで粘り強さが増し、特有の美しさがありますね。
御生花鋏
MUJUN WORKSHOP 宮之原康詞さん 作
13,200円
宮之原康詞(みやのはら こうじ)さんは、MUJUN WORKSHOPで職人として日々、富士山ナイフをつくりながらも、自分の盆栽鋏をつくり続けています、新進気鋭の職人さんです。
片手刈込鋏 両刃
リング付
田中兄弟(田中義隆さん / 田中康嗣さん) 作
270mm
24,200円
270mmは「根切鋏」とも呼ばれ、従来から親しまれてきた形です。
剪定鋏 積層鋼 B型
田中兄弟(田中義隆さん / 田中康嗣さん) 作
200mm
17,600円
積層鋼の美しさが魅力的な剪定鋏。
剪定鋏B型は、刃に厚みがあり頑丈です。
丈夫な分、初心者にもやさしい剪定鋏となります、とのこと。
生花鋏 池の坊型
井上昭児さん 作
150mm
9,900円
池の坊の作り方としては古典的な、軸を圧縮し厚みを出す製法を守り続けています、とのこと。
利器 握り鉄 片丸
多鹿一男さん 作
135mm
8,250円
地金と刃金の鍛接まで鋏材料製造工場で作られたのち、職人さんが仕上げるのが「利器」と言うそうです。
また、地金と刃金が鍛接されたものを「利器材」と呼ぶそうです。
布地に引っ掛かりにくいのが「片丸」の利点だそうです。
日本橋 木屋
日本橋2-2-1 COREDO室町1 1階
東京メトロ半蔵門線・銀座線 三越前駅 コレド室町地下入り口
03-3241ー0110
営業時間 11:00~19:00
営業時間短縮中です。
元日・コレド室町点検日を除き休まず営業です。
木屋さんのホームページはこちら
⇒ http://www.kiya-hamono.co.jp/