小江戸板橋

風の音が見えました。

 

カラン。カラン。カラン。

カラ、カラ、カラ、カラ、カラ、karann。

カッカッカッカッカカカカラカラKARAァ~n。

 

 風の音が見えました。

 

強烈な熱を放出していた太陽が傾き始めます。

福徳の森の木々の葉は、緑の色を深くしていきます。

 

木々が静まる。

あっ、風が通った。

フウリンが揺れた。

プラスチックを打つような、少し濁りのある音。

短冊が一斉に横にたなびく。

クルクル回る。

濁った音が重なり、澄んでゆく。

風が木々の間を駆け抜ける姿が見えた。

 

福徳神社の朱塗りの鳥居

福徳神社の朱塗りの鳥居 風の音が見えました。

 

ビルに囲まれた日本橋室町の風景に、朱塗りの鳥居がしっくりと馴染んできました。

 

 風の音が見えました。

 

境内には灯がともり始めましたが、参拝する人の姿は途切れません。

 

エコ粋見聞帖(えこいきけんぶんちょう)

エコ粋見聞帖(えこいきけんぶんちょう) 風の音が見えました。

 

福徳神社のはす向かいにある、YUITOの東側のショーウインドウに「結TOエコ粋見聞帖」が広がります。

江戸という都市に生きた人々の暮らしの中の優しいライフスタイルを、季節ごとに紹介しています。

その中の一場面が、「風鈴」と「打ち水」。

 

また、風が通りました。

また、風が通りました。 風の音が見えました。

カッカラカラ、カラン。