2022 紅葉シーズンの先駆け ユリノキの黄葉
ユリノキは北アメリカ原産のモクレン科ユリノキ属の落葉高木。明治20~30年代に新宿御苑に国内最初に植えられたされています。花がチューリップやユリに譬えられ、英名は tulip tree と呼ばれ、葉は左右で1~3回浅裂し、先端もやや窪んだ特異な形で、これに由来するハンテンボク(半纏木)の別名もあります。 花期は5-6月、基部にオレンジ色の斑紋があり、黄緑色のカップ状の6弁花を上向きに付けます。 萌芽が旺盛で、成長が早く、樹形がよいため、街路樹や公園樹として数多く植栽されています。 ユリノキは重要な蜜源植物であり、大量の蜜を分泌し、都心のビル屋上の養蜂にも貢献しています。 紅葉シーズンの先駆けのひとつともいえる樹木で、色鮮やかな黄金色に染まった姿は人目を引きます。明石町 聖ルカ通りに植栽されているユリノキが一部黄緑色を残し色づき、パッと明るい景色と美しいグラデーションを演出しています。