滅紫

令和最初の初舞台七代目尾上丑之助誕生ー團菊祭五月大歌舞伎

長ーいと思ったGWも終わってみればあっという間。早速やってきました、歌舞伎座夜の部です。今月は何といっても話題は菊之助さん長男の寺嶋和史くんが七代目尾上丑之助を名乗る初舞台。ご祝儀幕の画は何と宮崎駿監督です。写真をご覧ください。

満員の客席が見守る中、「絵本牛若丸」の幕開きです。「絵本牛若丸」は昭和59年に当代の菊之助さんが六代目丑之助を名乗る初舞台のためにつくられたものとのこと。初お目見えの時は菊之助さんから離れなかった丑之助さん、舞台では当代の菊五郎、吉右衛門の二人の祖父と父の菊之助さんの間でしっかりとご挨拶。牛若丸のセリフが終わるたびに割れんばかりの拍手。雀右衛門、海老蔵、時蔵、松緑、楽善と幹部俳優から若手花形まで揃う贅沢な初舞台です。

花道の引っ込みは弁慶役の菊之助の肩車。なかなか楽しい趣向で客席みんな大喜びです。

そして菊之助さんの「娘道成寺」、道行から衣装を引き抜きながら手踊り、花笠踊、手拭踊、鈴太鼓と華やか・艶やかな花子に目を奪われているうちに「鐘入り」。長い舞踊ですが、目を離すことができませんでした。

夜の部は新しい時代の幕開けを祝う「鶴寿千歳」と「御所五郎蔵」。昼の部は「曽我対面」「勧進帳」「め組の喧嘩」

丑之助さんの初舞台、是非ご覧ください。

千穐楽は27日です。

お問い合わせはチケットホン松竹TEL 0570-000-489 (10時~18時)

 令和最初の初舞台七代目尾上丑之助誕生ー團菊祭五月大歌舞伎
 令和最初の初舞台七代目尾上丑之助誕生ー團菊祭五月大歌舞伎