Art Gallery in Shop@Ginza
「ポーラ ミュージアム アネックス」
3つの「美」 - 「美容」「美術」「美食」 - をコンセプトとするポーラ銀座ビル。2009年にポーラ創業80周年事業の一環として建設されました。水の滴りをイメージした透明のガラスとマットな質感のアルミパネルによる縦型のカーテンウォールのファサードがたいへん印象的で、夜にはLED照明によって美しくライトアップされます。
今回はポーラ銀座ビル3階の「ポーラ ミュージアム アネックス」に、株式会社ポーラ・オルビス ホールディングス コーポレートコミュニケーション室の松本美貴子ディレクターを訪ね、本ブログ記事のための取材をさせていただきました。
「ポーラ ミュージアム アネックス」は
「ポーラ美術館」と時を同じくして生まれました
2002年、箱根に「ポーラ美術館」、銀座に「ポーラ ミュージアム アネックス」が誕生しました。
「ポーラ美術館」は、財団法人ポーラ美術振興財団が運営。ポーラ創業家2代目の鈴木常司が、自ら数十年にわたって収集した美術品を広く一般に公開したいという思いから生まれました。現在の収蔵作品数は約10,000点。中核は19世紀以降の西洋絵画と近代日本絵画で、印象派絵画のコレクションは日本最大級といわれています。
一方、「ポーラ ミュージアム アネックス」は、株式会社ポーラ・オルビス ホールディングスが運営。当初は主にレンタルギャラリー / イベントスペースとして使われていましたが、2009年のポーラ銀座ビルでのリスタートを機に、年間を通じてポーラ美術館のコレクションから現代アートまで多彩な企画展を展開しています。
「ポーラ ミュージアム アネックス」はアートを育む「場」です
本当の美しさは、内面の美や心の豊かさを伴ってこそ初めて実現する - ポーラ創業以来の考え方です。「ポーラ ミュージアム アネックス」は特に20代から40代の女性の感性を意識しながら、お客様がひとつひとつの企画展を通じて多彩なアートに接し、愛でる「場」を提供しています。
私が取材のため「ポーラ ミュージアム アネックス」に伺ったのは「ポーラ ミュージアム アネックス展2023 -自立と統合-(前期)」の会期中でした。これは、財団法人ポーラ美術振興財団から在外研修の助成を受けた若手芸術家の展覧会です。研修の成果を多くの方にご覧いただく機会を設け、今後の作家活動に活かしていただきたいという趣旨で毎年開催されています。若手芸術家が作品を発表する「場」となることも「ポーラ ミュージアム アネックス」の使命のひとつです。
「ポーラ ミュージアム アネックス展2023 -自立と統合-」
前期:2023年2月10日(金)~3月12日(日)
後期:2023年3月17日(金)~4月16日(日)
お店の中に入らずとも中央通り側のエレベーターで直行することができる「ポーラ ミュージアム アネックス」。入場は無料。4月下旬からは彫刻家の西島雄志によるインスタレーション(作品が置かれた空間そのものがアート)の展覧会を予定しているとのこと。たまには銀座で、気軽にアートを観ながら「心のティータイム」はいかがですか。
住所:東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階
URL:https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/