明治座 5月公演 「細雪」、観劇編 ~ 明治座 ~
『ギフト、そして自分も楽しむ』をビジブルに取材します、rosemary sea です。
あでやかな紅枝垂(べにしだれ)の桜、
どんな世の中になってもあの花だけは、
咲き続けますやろなー
明治座さんの5月公演「細雪(ささめゆき)」は、予告として4月10日に掲載させていただきました。
5月4日(土)より27日(月)までの公演です。
あらすじなどは前回の記事をご覧いただいたこととして、今回は割愛させていただきます。
実際に観劇させていただきました、そのもようを書かせていただきます。
株式会社明治座 宣伝部 林菜穂子さんに記事掲載のご了解をいただきました。
それでは最初に、「この公演の楽しみ方」を少々・・・
今回の演目「細雪」、上演は第一幕と第二幕、第三幕に構成されております。
第一幕は第一場から第三場、約50分。
第二幕は第一場から第四場、約1時間10分。
第三幕は第一場から第二場、約40分。
それぞれ幕間に30分ずつ休憩を挟みます。
明治座さんの公演は皆そのように思いますが、早めのお越しがよろしいかと。
「ふたり阿国(おくに)」観劇の際も申し上げましたが、開演の40~50分前がベスト。
食堂を幕間にご利用の方はその予約、お弁当の方のご購入も開演前。
そうでないとどちらもソールドアウト、ということになります。
もっとも、食堂・お弁当どちらも前日までのチケットセンターへの架電・2日前までのインターネットサイト「席とりくん」申込で予約ができます。
今回ロズマリは「食堂でのお食事」を予約して、劇場内の食堂で幕間にゆっくりお食事をさせていただきました。
オーダーさせていただきましたのは、食堂で一番人気の「吉野」。
食堂は4階、「藤の間」でした。
「吉野」 1,750円
3月~5月公演メニュー
玉子焼き、鮭西京焼き、焼き蒲鉾、松風、花松葉串、はじかみ、桜餅、海老ゆかり揚げ、茗荷天ぷら、わらび天ぷら、季節の変わり揚げ、烏賊と筍木の芽和え、姫高野豆腐、里芋、蕗、筍信田巻き、人参、椎茸、桜麩、牛蒡、散らし御飯、七福米、香の物、お吸い物
プログラムは明治座社長ごあいさつまで43ページ、中味充実です。
お待たせしました、ロズマリとロズマリ家族の「細雪」観劇コメントです。
長女・鶴子役 浅野ゆう子さん
かなりのカタブツを演じておられますが、とてもお上手に役に入っています。
次女・幸子(さちこ)役・一路真輝(いちろ まき)さん
長女と三女・四女とをつなぐ中間管理職、といった立場です。
もちろん一番出番も多くて、演技見応えありました。
三女・雪子役 瀬奈(せな)じゅんさん
可愛さ100%全開の、とてもお得な役回り。
瀬奈さんのファンになりました。
四女・妙子役 水夏希(みず なつき)さん
恋に仕事に奔放に見えた妙子、実は・・・。
地に近い役、と見受けました。
4姉妹それぞれの恋模様、立ち居振る舞い。
運命の数々、葛藤、そして思い遣り。
しっかりしていると見られる上二人でさえ、法事に出たくないとだだをこねる。
控えめ三女と活発四女も、いずれは自己を確立していきます。
あでやかな着物を纏った四姉妹が、とても美しく描かれていました。
感想まとめ - 素敵でした
細雪、過去に1565回の上演を重ねてきた名作中の名作。
剣劇もなく、悪人らしい悪人は一人もいない。
それでもこの「細雪」が平坦・平凡とならないのは、すばらしい姉妹愛が描かれているから。
それを脇で固める男性陣や女中役・子役に至るまで、上演開始50数年の伝統を受け継ぎ、しかも奇を衒(てら)っていません。見事です。
・・・繰り返しますが、この公演は27日(月)までです。
まだご覧になっていない方、この機会にぜひ!
もう一つご説明・・・
観劇の際は2階フロアにもぜひお立ち寄りください。
明治座さんの歴史について、パネルで学べます。
明治座
日本橋浜町2-31-1
都営新宿線 浜町駅 A2出口すぐ
都営浅草線 人形町駅 A3・A4出口を出て清洲橋通り方面へ 徒歩7分
東京メトロ 日比谷線 人形町駅 A2出口を出て甘酒横丁を清洲橋通り方面へ 徒歩7分
東京メトロ 半蔵門線水天宮前駅 7番出口を出て清洲橋通り方面へ 徒歩10分
明治座さんの公式サイトはこちら
明治座チケットセンター
03-3666-6666
受付時間 10;00~17:00
席とりくん