中央大橋から見る隅田川花火大会
東京の夏の風物詩である隅田川花火大会は、少し花火の打ち上げ会場までは距離がありますが、中央大橋からも楽しむことができます。
隅田川を行き交う屋形船と、青色にライトアップされた永代橋やスカイツリーと共に見える花火は、都心ならではの風景だと思います。
隅田川花火大会の発祥は、1733年に八代将軍徳川吉宗が催した水神祭で、花火師の六代目鍵屋弥兵衛によって打ち上げられた花火であると言われています。
当初の花火は両国橋付近で打ち上げられ、玉数も20発前後と現在に比べ規模は小さかった様ですが、江戸の人々に与える衝撃は大きく、川開きの恒例となりました。
現在では打ち上げ場所も変わり、中央区からは少し遠くの位置に移動してしまった隅田川の花火ですが、まだ高層ビルが無かった江戸時代、人々が爆音と共に夜空に打ち上がる花火をどの様な気持ちで見上げていたのかを想像しながら見るのも楽しいと思います。