GPP

きしめん「寿々木屋」さん 惜しまれる閉店

人形町の「寿々木屋」さんが2023年8月31日に閉店しました。
駅A4出口のすぐ近くにあるきしめん屋さんです。
大好きでしたのでとても残念です。
貼紙によると区画整理が理由とのことでした。

私が閉店を知ったのは2023年9月某日。
平日のお昼時に営業されていましたので、平日に休みが取れたら寿々木屋さんのきしめんを食べに行こう!とずっと前から楽しみにしておりました。
それが叶うと思われたその日に。閉店を知り愕然としました。

ツルっとした舌触りと喉越しのよい麺。
衣が薄めで具材の旨味を直に感じることのできる天ぷら。
スッキリとした鰹出汁の旨味。
…これら全てが私好みでした。

玉ねぎの天ぷらが私のお気に入りでした。衣が薄いところが特に。
揚げた玉ねぎの甘みは際立っており。これが出汁とマッチしていました。

アノ天ぷらが乗ったアノきしめんが食べたい!
次に時間ができたらきしめん寿々木屋さんにまた行きたい!といつも思っていました。

気楽に入れる店構えも魅力でした。
窓際の細長いテーブルにスツール椅子が並んだ店内。
腰をかけて食べられるのに立ち食い型式並みの回転のよさ。
行列ができていても「いい感じのペース」で進むので全くストレスを感じず。
そんなところも好きでした。

人形町で60年間も営業

人形町で60年間も営業 きしめん「寿々木屋」さん 惜しまれる閉店

(写真:貼紙 ※2023年9月撮影。お名前の部分を消す加工をいたしました。)

店主の方が書かれた貼紙(写真)を拝見しましたが、昭和39年(1964年)からこの地で日本蕎麦の店、そしてきしめんの店として60年間も営業されていたとのこと。

人形町にはたくさんの企業があり、昼時には多くの人で街があふれます。

そんな人形町で、平日お昼時の最繁時にフォーカスして営業されていた寿々木屋さんのスタイルには無駄がなく、とても効率的だと思っていました。

近年ですと、お昼時のみ(11時~14時頃だったか?)の営業だったり、夕方まで(11時~18時頃だったか?)の営業だったり。その時々の状況でお店の営業時間は延長されたり短縮されたりしていた記憶があります。