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お昼に憩いのひと時~築地本願寺のパイプオルガンコンサート~

築地本願寺の本堂にはパイプオルガンがあります。毎月最終金曜日のお昼12:20からランチタイム・コンサートと称して無料の演奏会がおこなわれています。158回目を迎えた6月のコンサートに行きました。

このコンサートは毎回演奏者が変わり、また時にはオルガンだけではなくバイオリンや声楽との共演などもあります。今回はアルパとの共演でした。

アルパとは?

アルパとは? お昼に憩いのひと時~築地本願寺のパイプオルガンコンサート~

「アルパ」という楽器をはじめて知りました。ハープの小型版といったもので、南米の楽器だそうです。演奏者は琴平メイさんで、南米パラグアイに青年海外協力隊で行ったときに出会ったそうです。音色もハープよりも軽快な感じがしました。

 お昼に憩いのひと時~築地本願寺のパイプオルガンコンサート~

プログラムは「埴生の宿」「涙そうそう」、仏教賛歌、アルパの名曲「カスカーダ」で約40分間の短いコンサートですが、本堂一杯の来場者が憩いのひと時を素晴らしい音楽を聴いて過ごしていました。

 お昼に憩いのひと時~築地本願寺のパイプオルガンコンサート~

パイプオルガンの演奏は本堂の入り口付近にあり、本堂前方で演奏するアルパとは距離があって、演奏の息を合わせるのが難しそうでした。写真を見てもアルパの演奏者が結構遠くに感じます。

50年前に作られたパイプオルガン

50年前に作られたパイプオルガン お昼に憩いのひと時~築地本願寺のパイプオルガンコンサート~

パイプオルガンは1970年に作られたドイツ製です。2000本の大小の管(笛)でなっていて、一番小さい音と大きい音を出してみてくれましたが、小さい音は本当に小さく、聴覚検査の音みたいですねと司会の方も言っていましたが、まことに言い得て妙だと思いました。鍵盤の上段が右から、下段が左の管から(?逆かもしれません)音が出るそうです。

50年前のものということで、近年故障も多く修理も必要なため今年からパイプオルガン基金が始められ、入り口に募金箱が置かれています。

仏教寺院でパイプオルガンというのも珍しいと思います。長く美しい音色を響かせ続けてほしいと思います。次回7月のランチタイム・コンサートは26日金曜日です。