水無月祓
一年の折り返しとなる6月30日は、「夏越の祓」または「水無月祓」とよばれる神事が各地の神社で行なわれる日です。
「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり」という『拾遺和歌集』に詠まれるこの和歌を唱え、茅の輪をくぐります。半年間の罪や穢れを祓い、無事に過ごせたことに感謝する行事です。
「水無月」は、水が無いのではなく、雨の多い季節に「水の月」であるとする説があります。
日本の美しい四季と共に育まれてきた文化の一つです。梅雨空が続き、気分が晴れませんが、ここで一息ついて心身をリフレッシュすることができる素晴らしい機会ですね。
◆小網神社
東京都中央区日本橋小網町16-23
◆佃住吉の水無月祓(2018年)