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「中村雅俊 ４５th アニバーサリー公演」、観覧編 ～ 明治座 ～
『ギフト、そして自分も楽しむ』をサーチして取材します、rosemary sea です。
明治座さんの７月公演「中村雅俊 ４５th アニバーサリー公演」を観させていただきました。
７月６日（土）より３１日（水）までの公演です。
株式会社明治座 宣伝部 小暮さんに記事掲載のお許しをいただきました。
それでは最初に「この公演の楽しみ方」を少々・・・
今回の公演、第一部お芝居「勝小吉（かつ こきち）伝 ～あぁ わが人生 最良の今日～」は第十九場までの場割がされています。
第一部は約８５分。
第二部は「中村雅俊ＬＩＶＥ『yes！on the way』」です。
第二部は約６５分です。
第一部と第二部の幕間に３５分の休憩を挟みます。
第一部お芝居「勝小吉伝 ～あぁ わが人生 最良の今日～」についてご説明します。
鹿目由紀（かのめ ゆき）さん、鴻上尚史（こうかみ しょうじ）さん・脚本、鴻上尚史さん・演出です。
あらすじは・・・
「今日も良かった」と思える毎日を過ごすこと。
その積み重ねが俺の人生・・・。
江戸末期、江戸の街では、自分がしたいようにやりたいように気ままに生きている男がいました。
その男は
・・・戊辰戦争で官軍・幕府軍の両方から厚い支持を集め、江戸無血開城を果たした男・勝海舟・・・
ではなくその父・勝小吉。
彼は超貧乏の勝家の養子に入り出世を望まれたものの、思いがけず人を殺めてしまい、その道を断たれてしまいます。
そしてその反動なのか、道具屋として生計を立てながら、やりたい放題の人生を歩み始めます。
そんな小吉の潔さに心惹かれ頼りにする人が次から次へと。
街を歩けば知り合いばかり。
そんな折、小吉の甥・想一郎は小吉の生き方に憧れを抱き、人知れずある大胆な行動に出ます。
自分の生き方が人の人生に多大な影響を与えていることなど露ほどにも知らず、好き勝手に生きる小吉を妻・お信（おのぶ）は冴えわたる機転と広く深い博愛の心で受け止めます。
そしてこの父母の背中を見て育った息子・麟太郎（海舟）は、強烈なリーダーシップでこの国を変えていく男に成長していきます。
やりたい放題のことをやっているのに「俺みたいになるな！」と本にまで書き遺して人生を全うした勝小吉。
そんな小吉を、中村雅俊さんが熱演します。
と、かいつまんで申し上げるところまでと致します。
・・・共演者は、
賀来千香子（かく ちかこ）さん
小吉の妻・お信を演じます。
東啓介（ひがし けいすけ）さん
小吉の息子・麟太郎（海舟）です。
愛加（まなか）あゆさん
深川芸者の君江です。
麟太郎との恋模様を演じます。
山崎銀之丞（やまざき ぎんのじょう）さん
辻斬りの頭・片目です。
出てくる場面、コミカルです。
田山涼成（たやま りょうせい）さん
小吉の兄・男谷（おたに）彦四郎です。
寺脇康文さん
剣豪の男谷想一郎。
小吉の甥で、男谷彦四郎の息子です。
麟太郎とはいとこの間柄。
他、高倉百合子さん、加藤大祐（だいすけ）さんなどの実力ある共演者を含め、勝小吉を取り巻く人々をユーモラスに、そしてファンタジックに描きます。
トピックスとしましては中村さん、お芝居の中で宙にに舞う場面もございます。
第二部は題名のとおり、「中村雅俊ＬＩＶＥ『yes！ on the way』」です。
４５年前のデビュー曲「ふれあい」から細心の「千年樹」までをしっとりと歌い上げます。
バックは生演奏ですし、中村さんの歌唱を盛り上げます。
「中村雅俊さんが中村雅俊さんらしい曲」の数々、間には７曲のメドレーも。
選曲の妙です。
感想まとめ ー 年齢を感じさせない雅俊さんの歌声、すばらしいです。もちろんお芝居も。
お芝居にはコメディ的な要素もあります。
キーワードは「空飛ぶ絨毯」「１８人のにせあやめ頭巾（実は辻斬り）」「エレキテルの剣」・・・。
歌声も、ドラマが脳裏に浮かぶような、とてもやわらかい歌唱をされていました。
聞き惚れます。
メドレーの際、背景にあった１７枚のレコード・ＣＤジャケットの飾りも印象的でした。
・・・繰り返しますが、この公演は３０日（水）までです。
まだご覧になっていない方、この機会にぜひ！
明治座
日本橋浜町２－３１－１
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