~水天宮:5月5日(月) 戌の日、例祭、大安~
【今年の5月5日は、安産祈願の「戌の日」と年に一度の「例祭」が重なる特別な日、しかも「大安」です】
「安産祈願」で有名な水天宮では、毎年5月5日に例祭が執り行われます。今年の例祭は歴の上で「戌の日」とも重なり、御神威がより高まる特別な日、しかも大安です。
例祭
例祭とは、全国の神社において、皇室の弥栄、国の平安、そして国民一人一人の幸せを願い、祈りを捧げる祭事です。祭祀の中でも、春に豊作を祈る祈年祭や、秋に収穫に感謝する新嘗祭とともに最も重要とされる大祭式です。
なぜ、「5月5日」と「戌の日」が特別な日なのでしょうか
当初、水天宮には一般の人は参拝できませんでした。しかしながら、江戸っ子たちの信仰の高まりから、塀越しに賽銭を投げ込む人が絶えなかったため、5の日に限って一般の人に開放されました。現在は、屋敷が開放された5日にちなみ、水天宮にご縁のある「5」という数字が重なる毎年5月5日に、年間を通して最も重要な御祭である「例祭」が執り行われます。
「戌」とは十二支の「戌」を表し、水天宮では12日に一度巡ってくる「戌の日」に祭事が執り行われており、安産を祈る参拝者で大変賑わいます。犬(戌)は多産でお産が軽くなることに繋がることから昔から安産の象徴とされており、戌の日には、妊婦の方が安産を願い、腹帯を巻いてお祝いする“帯祝い”が行われます。水天宮では、安産祈願の御祈祷をしていただけます。
次回、「5月5日」と「戌の日」が重なるのは16年後
「戌の日」の祭事は12日毎に執り行われますので、次回、「5月5日」と「戌の日」が重なるのは、××年5月5日と2025年5月5日の日数の差が12の倍数になる日です。計算してみると、次回は、16年後の2041年5月5日になります。その次は、さらに16年後の2057年5月5日です。
今年5月5日は、「戌の日」と「例祭」が重なる、とても特別な日なのです。
アクセス
地下鉄:水天宮前駅より徒歩1分、人形町駅より徒歩8分
車:水天宮の駐車場は最大40台、午前8時から午後5時、1階入口の道は一方通行です。新大橋通りを新大橋側から水天宮側に向かい、水天宮交差点の一つ手前の一方通行を左折すると、水天宮の裏手にある駐車場入口です。水天宮駐車場の他、近隣にタイムズ等の駐車場もありますが、通常、「5月5日」と「戌の日」は混雑し、今回はそれが重なるため大変混雑が予想されます。
【出展、参考資料】
ホームページ:水天宮、人形町
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