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今再び「新参者シリーズ」 ④ ～ 重盛永信堂 ～
『ギフト、そして自分も楽しむ』をマキシムとして取材します、rosemary sea です。
今再び「新参者シリーズ」は、
７月１２日 ① きく家さん
９月２５日 ② うぶけやさん
９月２７日 ③ にんぎょう町草加屋さん
と、掲載を続けてまいりました。
今回は、水天宮角の重盛永信堂（しげもりえいしんどう）さんです。
株式会社重盛永信堂 代表取締役 重盛行男（しげもり ゆきお）さんにお世話になりました。
２０１７年１２月１２日にご紹介させていただきました際は、専務取締役の重盛永一郎さんにご説明をいただきました。
今回は社長さんに掲載のお許しをいただきました。下画像の人物です。
※ 以下、お値段は税込価格でご紹介しています。
重盛永信堂さんは・・・
大正６年（１９１７年）の創業です。
今年で１０２年の老舗・人気人形焼屋さんです。
初代は重盛永治（えいじ）社長。
「重盛永信堂」も「ゼイタク煎餅」のネーミングはどちらも永治社長のもの。
明治３８年に信州伊那から上京、東京・大阪で修行ののち独立。
自分の名の「永」の字、そして出身の信州の「信」の字、加えて商売上は信用・信頼が第一、ということで「永信堂」です。
その間、お砂糖・卵を使ったお煎餅を作りたいと思い続け、そして「ゼイタク煎餅」として商品化。
そして初代のアイデアは続きます。
昭和初年、店舗を現在の人形町交差点角に移した際、当時まだ珍しかった飛行機を広告に活かそうと考えました。
それで飛行機に宣伝チラシを積んで、空から撒きました。
前例のないことに東京中が驚き、「ゼイタク煎餅」は一躍有名になったそうです。
新参者シリーズでの重盛永信堂さんは・・・
今から１０年前に刊行されました東野圭吾さんの小説「新参者」で、第１章より登場の「人形焼」、そしてそのお店としてのモデルとなりました。
その後のＴＢＳドラマ「新参者」、小説と映画「麒麟の翼」、同じく「祈りの幕が下りる時」でも登場の人形焼店のモデルとして、また実際のロケ地として有名です。
「新参者」の冒頭に登場の、被害者宅から発見された人形焼も、「祈りの幕が下りる時」で刑事の加賀恭一郎がお土産に使った人形焼もこちら重盛永信堂さんの人形焼。
今年７月の東野さんの小説新刊「希望の糸」は「新参者シリーズ」とは少し違い、今まで脇役でした松宮脩平（まつみや しゅうへい：加賀恭一郎のいとこ）が主人公で、しかも人形町界隈は登場しません。
しかしその小説の中でも、松宮刑事が持って行ったお土産は「人形焼」でした。今までの流れから、間違いなくここ重盛永信堂さんの人形焼です。
社長の画像の右上にもポスターがありますが、以前はお店の前にも主演の阿部寛さん等身大立て看板を置いていました。
また、数年前に台湾で「新参者シリーズ」がブームとなり、こちらのお店にも台湾からのロケ地巡りの旅行者がいらしたそうです。
商品のご紹介です。
最初に「人形焼」・・・
上： つぼ焼（つぶあん入り） １個１６０円
中央： 人形焼（こしあん入り） １個１３０円
下： 登り鮎（白こしあん入り） １個１３０円
この他、カステラ焼（あんなし） １個３０円もございます。
以下、食リポは、第２次ロズマリ食リポ隊にお願いしました。
食リポ隊、久々の登場です。
つぼ焼
大きめの壺焼の中に、どっしりとした粒餡がぎっしり詰まっています。
食べ応えがあり、満足の一品です。人気商品です。
なお、こちらの「つぼ焼」が「新参者」で、あんこを一部わさびに詰め替えられた「人形焼」となりました。
「甘味が抑えぎみで、あずきの食感がここちよく、辛党の人でも食べやすい一品です。」Ｓさん２号。
「皮の薄さ、あんこの甘さ、粒の食感、すべてがすばらしいです。美味です。」Ｕ田さん。
「あずきあんで甘さはちょうど良い。皮の部分は厚くなく、あずきあんが引き立っていて美味しい。」Ｈ先生。
人形焼
めでたい七福神の顔を模した、これも人気の定番商品。
極薄の皮にたっぷりのこし餡が入っています。
「歯触りがとても柔らかく、年配の人にとって食べ易い。あんこの好きな人にとって、たっぷり詰まった量はたまらない。」Ｋさん。
「こしあんとまろやかな甘さが最高です。」Ｉさん２号。
「本当にうまい。『グー』です。」Ｏさん。
「皮の香りとあんこの風味のバランスがバッチリです。」Ｓさん１号。
「皮が薄くて、口の中であんと一緒に溶ける感じ。とてもおいしかった。」Ｍさん。
「あんがしっかり甘く、皮がやわらかかった。少し重め。」Ｓ木さん。
登り鮎
鮎をかたどった皮に相性の良い白餡が入っています。
上品な甘さが口いっぱいに広がる逸品です。
「他の人形焼と違う白あんが甘すぎず、上品なお味で美味しく頂きました。」Ｙ先生。
ゼイタク煎餅
８０ｇ入り ３００円（画像）
１３０ｇ入り ５００円
たまご風味たっぷりのやさしい味のお菓子・おせんべい。
大正の当時、貴重でしたお砂糖、卵をふんだんに使ったお菓子なので、このネーミングです。
こちらは水天宮のお参りのあとのお土産として人気に火がついたそうです。
ビンズ・格子・小判型・パピロ・生姜・のりパピロ・一の字・味噌・・・
味もかたちも、硬さまでもバラエティに富んだ、好みが満たされるおせんべい。
詰め合わせがすばらしい逸品です。ギフトにもよろしいかと。
ゼイタク豆
９０ｇ入り ３００円（画像）
１３０ｇ入り ５００円
ゼイタク煎餅の豆菓子バージョン。
落花生を小麦粉の生地の中に入れて焼き上げてあります。
重盛永信堂
日本橋人形町２－１－１
０３－３６６６－５８８５
営業時間 平日 ９：００～２０：００
土曜・祝日 ９：００～１８：００
定休日 日曜（戌の日・大安の日は営業いたします。その分、翌月曜が代休となります。）
重盛永信堂さんのホームページはこちら