蛎殻町の松 プロフィール
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中央大橋越しに、あのタワーが見える
東京観光の目玉のひとつがクルージングです。隅田川の観光船、日本橋船着場を起点とする観光船、チャーターの屋形船のほか、さまざまな会社がさまざまな航路で運航しています。4月上旬には「花見船」が人気ですね。 先日、九州勤務の会社の後輩が出張で東京に来て午後の時間がポッカリ空いたとのことなので、中央区のインフラ視察の案内をすることにしました。前半は日本橋発着で晴海や月島の周囲を巡るクルーズ。後半は日本橋界隈の歴史的建造物巡るまち歩き。3時間弱でしたが満足してくれたようです。中央大橋越しにスカイツリーを拝めるビューポイントは、激レアなシャッターチャンスです。船長さんの粋なはからいでした。ガイドブックに載っていなくても楽しめる場所がたくさんあるのが中央区です。歴史、文化、地理、土木に興味がある方にはたまらなく楽しいエリアですね。
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一世代前の新大橋を拝んできた
私が働いているオフィスは中央区日本橋蛎殻町にあり、隅田川の流れがすぐ目の前です。そこに架かっている現在の新大橋は1977年の竣工です。この橋の一世代前の新大橋は、鉄製のトラス橋(三角形の組み合わせで支える橋)で、1912年の竣工でした。その一部(約23m)が、愛知県犬山市にある「博物館明治村」に「隅田川新大橋」の名称で保存されています(登録有形文化財)。機能美を追求してスッキリした橋が多い現代とは設計思想が異なりますが、このような橋がまちの中にあるととても存在感がありますね。路面には市電の軌道も復元されていました。雪が降る寒い日の見学でしたが、はるばる遠くまで行った甲斐がありました。他にも建築、土木、機械などの文化財が広い敷地内に多数展示されていて、日本人ならここはぜひ一度見てほしい、と思う場所でした。名鉄犬山線犬山駅下車、駅前の「犬山駅東口」バス停から明治村行きのバスが出ています。
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