小倉織 木屋紺の世界3
~ 日本橋木屋本店 izutuki ~
『ギフト、そして自分も楽しむ』をハイスペックに取材します、rosemary sea です。
老舗刃物店の日本橋木屋本店さん、併設されたギャラリー izutuki にて1月8日(水)から2月3日(月)まで、「小倉織(こくらおり) 木屋紺(きやこん)の世界3」を開催中です。
今回も株式会社木屋 日本橋本店 金子店長にお世話になりました。
併せて、izutuki ご担当の大場美矢子さん、森越香奈さんにもご案内いただきました。
それでは最初に、小倉織などについてのご説明です。
小倉織は・・・
小倉織は、江戸時代初期から、豊前小倉藩、現在の福岡県北九州市で袴(はかま)や帯として織られていました。
徳川家康も鷹狩りの際の羽織として愛用した木綿布、日本全国で珍重されていました。
坂本龍馬ら、幕末の志士にも愛用されたとのこと。
明治時代、男子の学生服、夏服として新たに全国に拡がりました。
ただ、戦時下の昭和初期、小倉織は一時途絶えてしまいます。
染織家(せんしょくか)の築城紀子(ついき のりこ)さんが偶然に出会いました小さな布の断片から、試行錯誤の末、1984年に復元され、現代の布として再生されました。
良質な木綿糸を使用した先染めの織物です。
他の綿製品に比べ、細かい綿糸を約3倍、経糸に多用します。
なので地厚で丈夫です。
しかも生地に光沢が出て、とても滑らかな質感となります。
それは高密度で、少量の水分であれば生地の表面にはじくほどです。
経色が多いために、緯糸が見えず、これが縞の表現になります。
また、長年使用しますと、なめし革のような質感になります。
「木屋紺」の暖簾(のれん)を古(いにしえ)より掲げる木屋さんらしい「小倉織」の展示、通算3回目。
ですが、昨年4月22日の「道具の音 新生活応援2」でロズマリ記事にも登場しましたとおり、それ以外にもご紹介されています。
築城則子さんは・・・
染織家、福岡県北九州市 遊生(ゆう)染織工房 主宰。
日本工芸会正会員。
1952年、福岡県北九州市生まれ。
美大を卒業したわけでも、工芸家業の家に生まれたわけでもない築城さん、能装束に魅力を感じ、織りを学ぶ中で小倉織のはぎれに出会い、再生したいと思うようになったそうです。
生産の途絶えておりました小倉織を復元し、草木染め、手織りで小倉織の作品を発表されています。
「縞縞 SHIMA-SHIMA」では、糸の選定とテキスタイルデザインの監修をつとめられています。
手でしかできないことと、機械だからこそできることの結びついた着地点を志高く目指して制作されています。
縞縞 SHIMA-SHIMA は・・・
築城紀子さんがデザイン監修を行い、小倉織の丈夫で美しいたて縞という特徴を活かし、機械織りによって誕生したブランドが、「縞縞 SHIMA-SHIMA」です。
広巾となり、伝統を継承しつつ、より現代的な汎用品として、ファッション、インテリアなど多分野への用途も広がりました。
新しい時代の小倉織として、日本国内だけでなく、世界のクリエイターの方たちとのコラボレーションも展開されています。
それではお待たせしました、小倉織のお品のご紹介です。
お値段は全て税込価格です。
前:シンプルバッグ M 紺縞霜降 2018ゆらぎ 6,050円
後:シンプルバッグ 紺縞霜降 2018ゆらぎ 7,480円
(画像は文頭のものです。)
シンプルバッグ Mには、紺縞霜降 2016細縞 5,280円もございます。
シンプルバッグには、紺縞霜降 2016細縞 4,664円もございます。特別価格となっております。
そのシンプルバッグは、厚手で大きな生地の袋で、たっぷり物を入れられます。
洗濯もできますので繰り返し長く使え、エコバッグとして活躍します。
使わない時は小さくたたみ、使う時は口が広いので、大きなものでも楽々入ります。
シンプルバッグ Mはコンビニ感覚で使える、一回り小さいサイズ。
ちょっとした買い物に便利な新作手提げ、新商品です。
こちらも洗濯できます。
前掛 IFK型 紺縞霜降 2018ゆらぎ 19,800円
IFK(アイエフケー)とは衣服のこと。「身につける、衣服のように着られる」ということ。
首に掛ける、腰に巻く、の2ウェイタイプの前掛です。
フリーサイズです。
これの従来型は、木屋さんのスタッフさんとしてのユニフォームとして着られていますので、使用様式はいつも実演されています。
2018ゆらぎでは、従来型よりポケットの数を増やし、より丈夫に仕立てられています。
男女ともに使いやすく、ご夫婦それぞれで型違いでも柄違いで揃えても素敵です。
そして、その2ウェイを補足説明しますと・・・
「前掛」を首から掛けると・・・
モデルは大場さんです。
2枚上の画像の「ゆらぎ」ではなく、同じかたちのIFK型、太縞のものを着用していただきました。
「前掛」を腰に巻くと・・・
上の「前掛」を半分で折って、紐を通して安定させています。
木屋さんスタッフも、このように折って着用している人もいます。
従来型のサイズですと、小柄な大場さんにはちょっと大きいかもしれません。
そこで今般開発されたのは・・・
前掛 S 紺縞霜降 2018ゆらぎ 22,000円
前掛 Sサイズは、小柄な女性が働きやすい前掛を、と、新作の小さめサイズを仕立てました。
太めの肩掛け紐になっていますので、従来型より負担を軽くし、肩の凝らない肩掛けタイプとなっております。
前掛 喫茶型 紺縞霜降 2018ゆらぎ 11,000円
喫茶型に特化したフォルム。
サイドにスリットの入った、小回りのきくカフェエプロンです。
前:こもの スマホ・ペンケース 紺縞霜降 太縞 6,600円
こもの 名刺入れ 紺縞霜降 太縞 3,300円
後:トートバッグ タテ型 紺縞霜降 2018ゆらぎ 14,850円
ミニトートバッグ 紺縞霜降 太縞 11,000円
紺霜降 無地 8,800円
ここでのスマホ・ペンケース、名刺入れは「こもの」シリーズ。
「こもの」シリーズは、木屋さんの前掛のはぎれを使い、出来上がったお品です。
トートバッグは、ショッピングやお出かけはもちろん、ビジネスシーンにも相性抜群です。
ミニトートバッグは、A4サイズのノートパソコンも入ります。
トートバッグ 箱型 紺霜降 11,000円
紺縞霜降 太縞 12,100円
紺縞霜降 細縞 12,100円
お弁当箱を入れたり、手帳・携帯電話・文庫本などを入れたりと、スーツ姿の男性が持っても違和感のない、紺色の小型バッグです。
前:こもの ブックカバー 太縞 4,400円
こもの 通帳ケース 太縞 6,600円
後:小銭入れ 紺縞霜降 2016細縞 5,280円
紺縞霜降 太縞 5,280円
紺霜降 無地 4,950円
ブックカバーは、「こもの」シリーズです。
「こもの」シリーズは、他もそうですが、一人でひとつひとつ作っているため一度にできる数は少しです。
一期一会を大切に。
通帳ケースも、「こもの」シリーズのものです。
チケットホルダーとしてもぴったりです。
小銭入れは、口が大きく開いて中身が出し入れしやすいBOX型です。
幅広い年代層の方々にお使いいただけます。
左:ハンカチ 紺縞霜降 2018ゆらぎ 2,200円
紺縞霜降 2016細縞 1,980円
紺縞霜降 太縞 1,980円
紺霜降 無地 1,650円
右中:名刺入れ 紺縞霜降 2016細縞 9,350円
紺縞霜降 太縞 9,350円
紺霜降 無地 8,800円
左:カードケース 紺縞霜降 2018細縞 2,420円
紺縞霜降 太縞 2,420円
紺霜降 無地 2,200円
ハンカチは、包み布や敷布としても使いやすい、43cm四方の大判。
普通使いやお出かけの時のお供にご愛用ください。
名刺入れは、内側に本革を使って仕立ててあります。
カードケースは、ICカードなどを入れてお使いいただけます。
【更にご紹介】
日本橋木屋本店 期末感謝セール
日本橋木屋本店さんでは、1月11日(土)より2月2日(日)まで、半期に一度の「期末感謝セール」を開催。
切れ味抜群の庖丁・鋏など、刃物、各種まな板等の木製品や輸入調理雑貨まで、お買い得価格にて大放出です。
小倉織のお品とともに、期末感謝セールのお品もぜひご覧いただき、お買い求めの程、よろしくお願いします。
日本橋 木屋
日本橋室町2-2-1 COREDO室町1 1階
東京メトロ半蔵門線・銀座線 三越前駅 A6出口すぐ
03-3241-0110
営業時間 10:00~20:00
元日を除き休まず営業です。
木屋さんのホームページはこちら
⇒ http://www.kiya-hamono.co.jp/